正しい事がどうかなんて、自分一人では裁けない | Facing Forward

正しい事がどうかなんて、自分一人では裁けない

true-興味深い内容ですよ 

裁判員制度開始に伴い、最初の候補者宛に通知が来てるそうですね。
ネットニュースではmixiや顔出しブログで「自分にも届いた」と報告している暢気な人の話があって、ちょっと苦笑してしまいました。
お昼ご飯を食べるいつものパン屋さんでも、初老のサラリーマンが「俺、候補者になっちゃった!」と大声で仲間に話してるのを見ましたよ。
どんな通知内容とか付属品は何だったとか、ニュースで五月蝿いくらい言ってるのと同じ事をわーわー仲間に教えております。
「なりたくないなあ」とか「外れるといいなあ」とかくり返し言ってます。
自分を含む、こういう普通の人が裁判員になって、実際の裁判を審議するんですよねえ。
まあ裁判官次第で裁判員の意見が一致しても一蹴されるような事もあるみたいですし、この制度がどこまで通用するのかは運用しないと分からない。
「大阪の人が一番候補者が多く選出されるのは、大阪での一番犯罪が多いからだ」なーんてこのリーマンが言うのが聞こえましたよ。
一番犯罪が少ない東北地方と3倍近い差があるって…どこでそんなの調べて来たのよオッサン。
それが本当なら、大阪に住むわたし自身、早くも裁判員になる可能性があるということなのかしら。


そういえば去年買った本で裁判傍聴レポものがあったのを思い出して、引っぱりだしてみました。
確か買う時にポップがついてて、裁判員制度に向けて参考になるとか書いてたような。
読んだ感想は、確かにわたしも一度くらいは傍聴に行こうかなという気持ちになりましたよ。
男性のルポライターらしい、歯にもの着せぬ語り口調。さくさく読める。
更に傍聴初心者ならではの野次馬根性丸出しの内容なので、時折不快に思う記述がある。
それでも、傍聴してみないと解らない空気みたいなものを感じることが出来ます。
いずれ自分も裁判員になると思うし…と思って買ったものですが、今改めて読んでみて、自分が果たして傍聴に行って野次馬にならずに済むかと問われたら…すみません、自信ないです。
将来裁判員になった時は、公平な目で見て、誠心誠意審議に当たりたいと思う…としか言えないです。

この法廷マンガは、買った切っ掛けは忘れてしまいましたが、もう10年以上前から集めて読んでます。
著者が「表紙が黒くて恐いタイトルだからホラーコーナーに置かれてて悲しい」みたいな事を何処かで書いてましたね。
後半の単行本は明るめの表紙になってますね。ちなみに全30巻。
内容は身近な裁判を題材にしているので、興味深く読み進められます。
女性弁護士がヒロインだし、女性誌に掲載されていたから女性向きなのは勿論ですが、エロは一切ありませんし…是非老若男女問わずお薦めしたいマンガです。
そういえばこのマンガの新刊を買ったばかりで地下鉄で読んでいた時、隣に座った見ず知らずの女性から「これ、U子先生(ヒロインの名前)の本ですよね」と声をかけられたのです。
「最近出た単行本ですよ」と表紙を彼女に見せると、「私もU子先生のマンガ読んでるんです」とうっすら微笑まれました。
会話はそれきりで、次の駅で彼女は電車を降りてしまい…何となく続きを読むのが躊躇われたわたし。
彼女の様子は、何だかこのマンガに出て来る相談者のような雰囲気の女性で、少し疲れた表情が印象的でした。
法廷マンガはジャンルとして今も少ないし、女性ならではの悩みが題材のマンガですから、きっと彼女もこのシリーズを読んで何か感じる事があったのでしょう。
今頃彼女はどうしているだろう。
何か悩みがあったのかもしれない。
でもわたしはマンガのU子先生みたいに弁護士でもないし、他人の悩みを聞いてあげる事は出来ても解決は出来ない。
どうか彼女が今悩む事なく、幸せでいてくれると良いなと思います。
ただの行きずりで、一度も再会しない人だったとしても。