廻る想い | Facing Forward

廻る想い

どんつくどんつくどんどんどん♪

洗濯物を干そうとベランダへ出たら、遠くから太鼓を叩く音が聞こえます。
そういえば秋祭りの季節なのですね。
この季節になると田んぼがある地域の道沿いに提灯が下げられ、地域の神社へ奉納する祭を知らせる幟が立ったりします。
わたしが住むこの地域は山を切り開いたニュータウンでありますが、もともと住んでいらっしゃる地元の方々による昔ながらのお祭りがちゃんと残っていますよ。
ニュータウン組が参加するのは無理ですが、見守る事はできるわけで。
近くに有名な岸和田だんじり祭りがありますが、それとは違う規模でかなりこじんまりしてますけども、氏子の子供達のかけ声と、大人衆の音頭でだんじりを引いて行くのは同じです。
あ、あんなにかっ飛ばしてはいませんが(笑)。

小学校高学年生の頃にここへ越して来て、最初に遭遇した時はびっくりしましたよ。
それまでだんじりなんか見た事なかったですから。
担いで回るような小さなお神輿じゃなくて、大人が大勢で引いている山車ですからね。
仲良くなったクラスの子が法被を着て参加してるのを、凄くうらやましく眺めてました。
引いても良いよと勧められたけど、やっぱり神聖なお祭りだしと子供心に遠慮したものでした。

そうそう、こちらでお祭りというか神事の括りで良いのかアレですが…
こちらはキリスト教徒も多く居る地域でして、やはり引っ越ししたばかりの頃、クリスマスイブにミサの前の祝福なのかな?賛美歌を歌いながら地元地域を行進する所にも遭遇した事がありました。
その頃まだ健在だったおとうさんが、おかあさんの趣味で買ったものの一度も使っていない卓上ランプを出して来て、これに蝋燭を灯してベランダに置いておきなさいと渡してくれたのを覚えています。
まあ蝋燭と言っても仏壇用でしたけど(笑)、わくわくしながら歌声の主の目に届くと良いなと思いながらマッチを擦って蝋燭に火をつけて、ベランダに置く前に隊列に向けて2~3回振ってから置いてみました。
ちゃんと賛美歌を歌う人達に見て貰えただろうか。
地上5階にある我が家のベランダの向こうにある道を、老若男女の美しい歌声を響かせながら静々と進む隊列。
うっとり眺めて過ごしたっけな。
ハレルヤ、と声が聞こえた気がしましたよ。

宗教も何もかも、「お互い様」と在るものをお互い認めて行くのがいいんですよね。
例えそれが綺麗事でも。
理不尽だったり、イヤな事や憎しみを感じたり、理解が及ばず許せないって思いはどうしたって絶対あるけど…
まず「相手の気持ちを考えてみる」って…そんな余裕は持てないのかな、今の世の中って。
他宗教のおとうさんがキリスト教徒の皆さんを迎える気持ちで灯した蝋燭のように、「皆が幸せであるならば、それでいい」と思えないのかなあ。
誰が正しいとか、何が正義だとか…考えないで感じることは出来ないのかな。
「お前はお前、俺は俺」って凄い自己主義に見えるけど、それはお互いを認めて尊重していないと成立しない事だって、どうして気付かないのかな。

自分は一人で生きているわけじゃないし、生きていけるわけがない。
例えば誰かが「自分は孤立無援」と言いながら、実際は社会が昔から機能させてる仕組みで生かされている事を認めないだけで。

この地球上で、文明の恩恵を受けているこの国に生まれて今生きて呼吸をしているというのは、とても恵まれているんだと、とても狭い範囲で語るけど、忘れてはいけないと思う。
自分をどうこうするのは最終的に自分自身であるのは確かです。

でもね、どうにかしたい気持ちを捨てろとは言わない。
だからそれを間違った方向に向けないでいて欲しいだけなのです。
自分が不幸なら、少なくとも近くにいる人が同じく不幸になるとか想像出来ませんか。
それって、自分が幸せなら身近な人達皆が幸せになるって事に繋がりませんか。

こんな事をつらつら書く自分だって、その考えを実践してるとは言い難いです。
でも、そういう風に考える事を…物事を捕らえるようにしようかな?って思うようになって、だいぶ自分が丸くなったように思います。
や、相変わらずぎゃーぎゃー泣いたり喚いたりしてますけど、少なくともワンクッションくらい置こうって思うようになりました。
だから、自分が全然いい人とか聖人ですよとか語るつもりは全くありませんや~って言うか寒い(笑)。
「矛盾を抱えて生きる姿こそ人間、でも前向きでお願いします!」で行こうかなと。
雁字搦めで(おお、がんじがらめってこんな字だったのね!)行くより、自分のペースで自分が大事だよと思う皆が幸せな事に繋がる生き方なら、自分の人生も「楽しい!嬉しい!良かった!」になるんではないでしょうか。



…何で秋祭りからこんな話になったなんだろうね?
語りたい季節なのかしら(爆)
本当に心から辛いニュースが多いので、つい語ってしまいました。
愚痴をこぼすくらいなら全然良いけど、取り返しがつかない事になる前に…
いえ、そうは出来ない人もいるというのは分かります、でも!!
でもです!!
一人で抱え込まないで…一人で終わらせないで欲しい。
命は、自分一人のものではないのだから。