知らないもの相手には一瞬迷うけど、おのれを信じて突き進め | Facing Forward

知らないもの相手には一瞬迷うけど、おのれを信じて突き進め

昔の家電は殴って直すという話。

画像が乱れたテレビだと、天板あたりをガンガン殴っていたような。

何が良かったのか、それでちゃんと映ったみたい。

実際にわたしは殴って直したことはないけど、何故かその言葉を頭に刻んでいる。


職場のPCやプリンタ、コピー機等を担当しているので、よく動かないとか壊れたとか泣きつかれる。

サービスを呼んで身近で作業を見ている所為か、ちょっとした故障だと、わたしがちょこちょこと直せるようになった。

門前の小僧、である。

本当は素人が手を出すべきじゃないだろうし、メンテナンス契約があるんだから専門家に任せればいい。

ただあまりにも単純なことで「故障だ」「修理だ」と騒ぐ連中が多いので、大事になる前にわたしが様子を見る、それでダメならサービスを呼ぶ、というのが我が職場の流れになっていった。


「ハリーさん、コピー機の調子が変なんです」

営業の女子職員が困ったという顔でやってきた。

症状を聞くと、ICカードを読み込まないという。

コピー機本体とカードリーダーの接続が悪くなっているのかどうか見てみたが、ケーブルに異常はないし、きちんとセットされている。

これら、マニュアルにある「困った時のガイド」を読んで全部確認したけど、全然役に立たないという。

わたしに泣きつく前にやることをやってくれているのが嬉しい、数少ない職員さんだ。


こんな場合は、一応わたしも全ての手順を確認する。

それから、コピー機本体に出力前のデータが残ってないか確認し、急を要するコピーは別部署の同機種で行うようにという通達をする。

その上で、一度本体の電源を落とす。

わたし流の「殴って気絶させて直す」方法だ。

だいたいがこれで直っている。

でもこの機種を扱うのは初めてだったので、電源落として大丈夫かどうか心配だった。

本店と支店内PCのLANが繋がってるものだから、下手して設定が飛んでしまうような事になったら始末書だ。

まあコンセント引っこ抜くわけじゃないし大丈夫だろう…と腹を決めて電源オフ。

今回もこれで直った。良かった。


「こんな簡単な方法なら、次からはわたしでも出来ますね」と喜ぶ女子職員に、一応注意をする。

「肝心なのは電源落として10分くらいは置いておくことだが、せっかちさんは1分くらいで電源オンする。これでも動く時は動くけど、あまりオススメしない」と念を押した。

わかりました、と笑顔で答える彼女が「殴って直す、これですね」と言った時、何となく子供に悪い事を教えた大人の気分がした…(何故に!)


PCに詳しい人なら当たり前の電源オフ~再起動だが、まだまだ知らない人が多い我が職場。

できればもう少し勉強してほしいし、機械に慣れてくれないかなあ…(^^;