名前の話 | Facing Forward

名前の話

きょうだいのひとAに、とても個性的な呼ばれ方をしている友達がいる。
Aの大学時代に出来た友達で、名字が同じ人がグループ内にいる為、出身地というか住んでる所に因んで「K産」と呼ばれている。
「さん」じゃなくて「産」なの?と聞くと、「そうだよ、もうひとりは“O産”って呼ばれてるよ」と言う。
あだ名の付け方は色々あるけれど、こういった付け方は初めてだった。
K産さん(…)は同人誌を作成していて、筆名がジャンルによって違う名前だったりすることもある。
作風がとても独特で、画も文章も個性的。とても真似出来ない。
失礼ながら、作品が世間一般の標準とかけ離れているので、好き嫌いが激しく分かれるタイプかもしれない。
わたしは滅茶苦茶好きなんですが。
過去に一度、わたしが主催する同人誌の原稿依頼をした事があるし、AがK産さんに原稿を寄せる際には率先して手伝ったものだった。

わたしも過去に「何だそれ!」というあだ名の付けられ方をした人と知り合う機会があった。
女の子なのに「康成」と呼ばれていた。
恐る恐る、多分これが由来なんでは…というのを口にして、あっさり肯定されたのでまたひっくり返った。
はい、その人の名字が「川端」だったからだ。
いいのそれで?と聞くと、もう慣れた、と笑って答えた「康成」さん。
とても可愛らしい人だったから、付けた仲間は一体何を考えてるんだ…と気の毒に思ったが、本人が気にしないならそれでいいのか。

わたしの最初のあだ名は小学校低学年の頃に友達になった子から付けられた
「こー」「こーちゃん」だった。
名字から来ている、呼ばれて嬉しいあだ名だった。
結構珍しい名字なので、子供がふざけてアレンジして呼ぶ場合、マイナスイメージの呼ばれ方が多かったので、「こー」と呼び始めた当時の友達の事が、本当に大事で大好きだった。
残念ながら、小学4年生の時にわたしが引っ越したので、もう会う機会が無くなってしまったけれど。
そうそう、当時加入していた学童保育先で友達になった子からは「ランラン」と呼ばれていた。
名字のあとに「さん」を付ける時に、何か響きが良かったのか「○○さんさん♪」と続けた子がいて、そこから何故か「ランラン」に移行したんだった。
…確かに、その頃からパンダの事は大好きだったけどさ。同化したいわけじゃないからさ。
って、「ランラン」がパンダの名前って覚えている人は間違いなくわたしと同年代!(笑)

あだ名にしても、ハンドルネームにしても。
その人をあらわす言霊。
自分から名乗る名前が定着する場合と、他人から表される名前が固定する場合にしても、何かしらの意味があるように思います。
後悔しない名付けをしたいし、して欲しい。

そんなわけで、イマドキの子供の名付け方はどうかしていると思う人、この指とまってくれ!
思い入れのある名前だろうけども、好きな漢字をあてたいとかあるだろうし国際化を狙ったのもあるだろうけど、将来その子が改名したがるような付け方はやめましょう!
なんかね、懲り過ぎて酷いのが目に付くんですよ。
悪い言い方すると「夜露死苦」系だよ?
分かりやすくて、そして意味がある漢字の名前は沢山あると思います。
反対に、平成の大合併であちこちに誕生するひらがなの市にも通じます。
分かりやす過ぎて、意味がなくなってるのが多すぎる。
デリケートな事だから、皆良く考えて付けよう。
名前って、呼ばれたら応えるものだから。