銀閣寺に行って来たよ
何度か行こうとして京都へ降り立ったことがある。
電車やバスを乗り継いで、ちゃんと銀閣寺前で降りたのに、何故か辿り着けなかった。
相方Eに言わせると、きっと物の怪が邪魔をしたので銀閣寺に行けなかったらしい。
京都なら何となく納得(そんなわけはありません)。
真直ぐ進めば良いものを、多分『哲学の道』を歩いて歩いて、気が付いたら南禅寺まで来ていた…とかいう理由だと思う。
今回は夜から出町柳近辺でミッションがあったので、ついでに早めに京都入りしてお寺巡りでもしようということになった。
JR京都駅から奈良線に乗り換え、一駅先の東福寺で降りたら、物凄い人出に圧倒された。
紅葉シーズンの京都を舐めてはイケナイ。
ついでに行こうと思っていた相方Eと私は回れ右をして、出町柳行きの京阪電車に飛び乗った。
高校時代の友人の結婚披露宴が下鴨神社近くの料亭であった時以来の出町柳。
葵祭の時も下鴨神社へ行ったので、こちら側はほぼ初めてだ。
事前に頭に叩き込んだ地図によると、目指すミッション先は百万遍交差点を上がっていく感じだ。
地図確認の時に「ああ、このまま先に進めば銀閣寺なんだな」と思った覚えがある。
しかしきょうだいのひとAが反応したのは銀閣寺ではなく京都大学だった。
大好きな作家が京大出身というのである。
や、今回京大がミッションではないから。ごめんよ(彼女は今回同行してません)。
お昼ご飯を京大近くのラーメン屋で済ませ、知恩寺に行く。
人気がなくとても静かで、ひんやりとした本堂に腰を下ろし、焼香する。
相方Eが御朱印をいただく間に、見事な欄間や巨大な数珠と御本尊を拝む。
午後のお勤めが間もなく始まろうとしていたが、寒いので辞することにした。
これから何処へ行こうかと思っていると、相方Eが銀閣寺に再度アタックしようと言ったので、そういうことになった。
時間が合えばバスに乗って行こうと思ったが、結局百万遍から徒歩で30分くらいかけて銀閣寺に到着。
今回は『哲学の道』の罠に嵌らなかったぞ(威張ることではありません)。
銀閣寺は知恩寺と違って、参道から参拝客からとてもにぎやかであった。途中のお土産屋さんで見かけた桜漬を買って帰るのを忘れないようにしようと相方E。お正月にお茶にして飲むそうだ。
入って直ぐ左側にある銀砂の枯山水に観光客が群がる。
銀閣寺は反対側だよ…写真で見た通りのこじんまり加減。
ギラギラの金閣寺のアレと比べてはいけない。
昔はそれなりに美しかったのだろうが、今の姿もしみじみとした味わいがあって良いと思う。
特別期間限定公開の襖絵だか何だかが拝観料500円と更に1000円取って見せてくれるようだったが、すみません、要らないです。
ニワカカメコの群れを過ぎると、ようやく落ち着いて林の小道を歩くことができた。
まだ充分に紅葉していないので、あと2~3週間は楽しめるかもね…などと話しつつ、順路に沿って進んでいく。
少し開けたところに、『銀閣寺にとって大事な苔(“Like VIP”って書いてあった)』『少し邪魔な苔』『邪魔な苔』の標本があった。いつも目にしているゼニゴケが邪魔な苔だったとは…(^^;
苔の標本と同じ棚に、センリョウとマンリョウの盆鉢と並んで「100両」って書かれた盆栽があった。
ああこれは脈々と受けを狙って置かれているんだなあと思うと、ふと目頭が熱くなるのであった(泣いてません)。やがて小高いところに出た。将軍様のお茶用の水が沸いてるらしい泉があった。
お召しがあったらここまで汲みに来なくてはならなかったのかと思うと、「くっそう、将軍の野郎、俺たちをこき使いやがって!」と不平不満が出たり、若い坊さんのイジメネタになったりしたんではないかとか、そんな下らない話がバスバス出た。
つくづくワビサビには向いてないらしい…。
紅葉と常緑樹、葉が落ちてしまった木々のバランスが割と好みだったので写真を撮りたかったが、あいにく携帯電話しか持って来なかった。悔しい。
東山周辺と違って、人が多くともゆっくりできて楽しめた銀閣寺。
参拝が終わってからだったが、御朱印を相方Eがもらうのを待つ間に、偶然高校時代の友人を見かけた。
そう、下鴨神社で式を挙げて近くの料亭で披露宴を行った友人だ。
友禅の絵付けを勉強しながら出会った人と結婚したのだが、着物姿がすっかり板に付いて見違えた。
声をかけようかと思ったけれど、向こうは今から参拝、わたしはもうすぐ下山する。
また機会があったら会えるよなと思いながら、まだまだ人が入っていく銀閣寺を後にした。
この後は、友人Tと合流してミッションアタックだ。
で、またバスが捕まらなかったので歩いて出町柳まで戻る事になった。
今日は一体どれくらい歩いた事だろう…(^^;



