そもそも、OpenStackは安価にクラウドを実現するソリューションといわれています。
でも、なぜクラウド?
その辺はエンジニアは、おろそかにしがちですね。
戦略よりも、戦術が好き。文官よりも武官タイプ?
そのクラウドって何なの?ってところからやっぱり始めなきゃいけない
クラウドを理解するために、じゃぁクラウドの正反対のものから理解するといいと思います。
クラウドの正反対にあるのは、オンプレミス
サーバ用意して、ストレージ用意して、ネットワーク機械用意して
インフラ担当の人が、何かシステムを作るときには
①まず機械を買う
②組み立てる
③中身(論理)を入れる
の順番でシステムを作っていきます。
これまでは、これが普通でしたし、その順番は絶対なのかとおもってました。
だからすごいサーバを買えば、すごいシステム何だろうってわかるし
しょぼいシステムなら、しょぼいサーバや安いストレージでくみ上げてました。
システムを作るときはよくよく計画してからでないと
後からやり直しがきかないってのが難点でした。
急にユーザが増えてシステムの拡張が間に合わず
システムダウンした、、、とか”あるある”ですね。
当時の携帯電話のシステムとかそうだったと思います。
スマホを使うユーザの増加って何万っていう桁じゃすまないスピードで増えてました。
で、その対極の考え方としてでてきたのが
クラウドってやつです。
クラウドは中身から準備します。
いきなり論理が作れるわけないので、それでもハードから用意するはするのですが
オンプレと違うのは、このハードがオンラインで可変だということです。
必要なければシステムを小さくできるし、ニーズがあればいくらでもおおきくできる。
裏方で動いている物理サーバやストレージは使っている人からは見えないところに行きます。
結局、必要なものを、必要な時に、必要なだけということで
無駄がないってのが最大のメリットですし
スモールスタート(とりあえず、小さく始める)が可能なので
サイジングなど計画を念入りにやるよりも、まず「始めること」ができます。