さよならさくちゃん
私事ですが、語らせてください。
今日起きたら、小桜インコのさくたろう(女の子)が冷たい身体になっていました。
7歳でした。
さくちゃんはこちらのブログでものはんさんや様々な鳥好きさんにお世話になった子なので、mixiの転載ですがこちらにも書かせてもらうことにしました。
私の家の鳥達はみんな同い年で、私が1番酷く病んでた頃にみんなやってきました。
さくちゃんは妹が飼いたいといった鳥で、妹の『自分だけに懐かせたい』というわがままで、育てて、放置されて、妹にも懐かなくなって、結局人を噛む子になってしまった子でした。
噛むと流血必須な事件になってしまうので、ここ数年は籠から出すことも出来なかったさくちゃん。
そんなさくちゃんが、今日、やっと籠から出れて遠い空の国に飛び立ったのです。
私も やっとさくちゃんに触って、手で抱きしめてあげることが出来ました。
触ることができたの、何年ぶりだろう。
さくちゃんはずっと籠の中だったけど、小桜インコは人の言葉を話さないけど、さくちゃんは何故か自分の名前である『さくちゃん!!』って機嫌のいい時に鳴いていたんです。
だから、家族みんなが『さくちゃん!!』って鳴くさくちゃんと会話したり、おうむ返しごっこをしたり。
『さくちゃん!!』
「さくちゃん、たまには「姉ちゃん!!」とか「ちゅんちゃん!!」とか「こっちゃん!!」とか「ぽーちゃん!!」とか他の家族のこと言ってみ~?」
『……さくちゃん!!』
「そうだね、さくちゃんだね笑」
『さくちゃん!!』
『さくちゃん!!』
『さくちゃん!!』
会話とは呼べないけど、こんな会話を何回も、何回も、数えきれないくらいさくちゃんとしました。
さくちゃんごめんね 私、さくちゃんとお話するの大好きだったよ。
おやじんも、母さんも、ウイたんも、さくちゃんには触れなかったけどさくちゃんとお話するの大好きだったんだよ。
今日またさくちゃんに触ることが出来て、嬉しかったけどさくちゃんはもう冷たくて、動かなくて、本当にごめんねさくちゃん。
今はもう落ち着きましたが朝から泣き腫らして瞼が重いです。
皮肉な話ですが、明日はちょうど妹の誕生日。
その前日にさくちゃんは逝ってしまいました。
さくちゃんごめんね、さくちゃんごめんね
さくちゃんの想い出は絶対に忘れないよ。
今まで籠から出れなかった分、空の国で思いっきり自由に過ごすんだよ。
今までごめんね、そして ありがとう。
さくちゃん、どうか安らかに 2012.4.23
