さようなら、ケンケン
先日、うちの外犬のケンケンが逝きました。
うちに来て10年。
最初拾った場所は河原の橋の下。
どんな捨て子だよ?と思って見ると、初老のアーフェンピンシャーでした。
ケンケンは最初、人間不信で誰も懐かなかった。
きっと前いた環境で何かあったんだな、と思って外で飼うことにしました。
外で飼うことにしたのはトイレの躾が無理なやつだったから。
だから、私の家の東側はケンケンの為のケンケンロードとなった。
前髪も立派に作っていて、見かけはおじいちゃんだったケンケン。
ようやく慣れはじめたのは1年後、母さんに。
母さんには心を許して自ら近づくようになってきていた。
私はというと、顔が合うとすぐ逃げられていた。
そんなこんなで、うち来る人に一通りはわんわんと吠え、存在を主張していたケンケンは、結局年齢がわからないまま逝ってしまった。
うち来る人は、たいていの人が覚えてるんじゃないだろうか?
黒くて、変な犬。
前のイベントで修羅場ってる時にちゅんたの記事を書いたときに、ケンケンの体調が芳しくないと書いていたけど、老衰なんじゃないかって。
一回体調は戻ったんだけど、この数日の寒さでやられてしまったようだ。
後から考えれば家に入れることもできたけど、しなかったのはこちらのミス。
昨日の朝、ケンケンは小屋の前でヒンヒン言いながら倒れて、
急いで保温して、
用事と仕事があった母とウイたんと私は、
保温したから大丈夫だろう、という思いでそれぞれ家を出た。
僅かに、逝ってしまうかもしれない、という気持ちはあったけど、前回持ち直したから大丈夫だって自信はあった。
夕方、先に帰った母がメールをよこす。
『ケンケン死んじゃった』
私たちも用事を手短に済ませて、急いで家へ帰った。
ケンケンは………生きていたけれど、
もう虫の息だった。
目はかっと開き、呼吸が荒いんだけど弱々しい。
きっと目の方はもう何も見えなかったんだと思う。
だからかっと開いて、近くで声のする、ケンケンの大好きな母さんを見ようとしていたんだ。
もう見えないのにね、ケンケン、もう頑張らなくていいんだよ。
暖かい居間にケンケンを移して、最後の時を家族全員で待った。
いつもは居間にいても一人孤立してすぐ2階へ行く親父も、今日はといった感じでいてくれた。
ウイたんも、日頃からケンケンを邪険にしていたのに、いまだに家族の中で唯一ケンケンに吠えられていたからといって邪険にし、死ねばいいのにと連呼していたあのウイたんも、傍で見守っていた。
【ケンケン】
【ウイたん】【母さん】
【くらう】
【親父】
こんな位置配置で見守った。
20時30分頃、急にケンケンが唸った。
苦しそうに。
母さんが『もう楽になりな、もう大丈夫だから』と言ったら、急にウイたんが泣きはじめた。
『ねえ、死ぬ時ってこんなに苦しいの?お母さん?』とウイたん。
『私は死んだことないからわからないけど、ケンケンは苦しいんだよ、ケンケンはすごく苦しいんだよ』と。
私ももう涙腺は崩壊していて、知らずに言葉を発していた。
『ケンケン、生きなきゃだめだよ!生きなきゃだめだよ!!』と、母とは正反対の言葉。
私は時々ケンケンを邪険にしていたこともある。それがその時後悔に変わって、一気に気持ちの津波になっていた。
生きてもらって、ケンケンには頑張って生きてもらって、そして今度はすべて優しく接して大往生してもらわなくちゃ、ケンケンに申し訳なさ過ぎる。
だから生きて欲しかった。
これは私のエゴだ。
私の気持ちが落ち着かないからというエゴ。
汚い人間が、自分が少し綺麗になりたいからって無茶苦茶なことを言う。
私は汚い人間なんだ。
わかってる。
だから、ケンケンもこんな私のエゴの為には生きてくれなかった。
それから2回、唸って、手足が、痙攣して、
ケンケンは苦しそうに、でも、静かに逝った。
ウイたんも大泣きして、私も大泣きした。
ケンケンごめんね、ケンケンごめんね、と何度も何度も言いながら。
それから段ボールに入れて、母さんの匂いのする母さんのお気に入りの服を入れてあげて、一晩過ごした。
私は泣きつかれて、次の日起きたのが昼だった。
母さんはもうケンケンの火葬を済ませていて帰ってきていた。
小さな骨壷。
そこに今、ケンケンだったものがいる。
今日は帰ってきた親父と一緒にお線香を上げた。
台風の中、しっかり天国へ行けただろうか。
普段の散歩でもフラフラしていたから、風に飛ばされながらもきっと天国へ逝ったと思う。
アンリが待ってると思うから、今度は二人で私や母さんがそっちに逝くのを待っててね。ちょっと遅くなるけど。
ケンケンの一生は、幸せだったのかな?
私は邪険にしていたせいもあって、幸せじゃなかったと思う。それは私のせい。
こんな私は地獄に堕ちればいい、というか、きっと地獄に堕ちます。
だから天国でアンリやケンケンには会えないな、と思うと魂が消えて無くなりたいくらい寂しいです。
携帯でうってる間、思いだし泣きが多多あって前が全然見えなかったです。
うちに来て10年。
最初拾った場所は河原の橋の下。
どんな捨て子だよ?と思って見ると、初老のアーフェンピンシャーでした。
ケンケンは最初、人間不信で誰も懐かなかった。
きっと前いた環境で何かあったんだな、と思って外で飼うことにしました。
外で飼うことにしたのはトイレの躾が無理なやつだったから。
だから、私の家の東側はケンケンの為のケンケンロードとなった。
前髪も立派に作っていて、見かけはおじいちゃんだったケンケン。
ようやく慣れはじめたのは1年後、母さんに。
母さんには心を許して自ら近づくようになってきていた。
私はというと、顔が合うとすぐ逃げられていた。
そんなこんなで、うち来る人に一通りはわんわんと吠え、存在を主張していたケンケンは、結局年齢がわからないまま逝ってしまった。
うち来る人は、たいていの人が覚えてるんじゃないだろうか?
黒くて、変な犬。
前のイベントで修羅場ってる時にちゅんたの記事を書いたときに、ケンケンの体調が芳しくないと書いていたけど、老衰なんじゃないかって。
一回体調は戻ったんだけど、この数日の寒さでやられてしまったようだ。
後から考えれば家に入れることもできたけど、しなかったのはこちらのミス。
昨日の朝、ケンケンは小屋の前でヒンヒン言いながら倒れて、
急いで保温して、
用事と仕事があった母とウイたんと私は、
保温したから大丈夫だろう、という思いでそれぞれ家を出た。
僅かに、逝ってしまうかもしれない、という気持ちはあったけど、前回持ち直したから大丈夫だって自信はあった。
夕方、先に帰った母がメールをよこす。
『ケンケン死んじゃった』
私たちも用事を手短に済ませて、急いで家へ帰った。
ケンケンは………生きていたけれど、
もう虫の息だった。
目はかっと開き、呼吸が荒いんだけど弱々しい。
きっと目の方はもう何も見えなかったんだと思う。
だからかっと開いて、近くで声のする、ケンケンの大好きな母さんを見ようとしていたんだ。
もう見えないのにね、ケンケン、もう頑張らなくていいんだよ。
暖かい居間にケンケンを移して、最後の時を家族全員で待った。
いつもは居間にいても一人孤立してすぐ2階へ行く親父も、今日はといった感じでいてくれた。
ウイたんも、日頃からケンケンを邪険にしていたのに、いまだに家族の中で唯一ケンケンに吠えられていたからといって邪険にし、死ねばいいのにと連呼していたあのウイたんも、傍で見守っていた。
【ケンケン】
【ウイたん】【母さん】
【くらう】
【親父】
こんな位置配置で見守った。
20時30分頃、急にケンケンが唸った。
苦しそうに。
母さんが『もう楽になりな、もう大丈夫だから』と言ったら、急にウイたんが泣きはじめた。
『ねえ、死ぬ時ってこんなに苦しいの?お母さん?』とウイたん。
『私は死んだことないからわからないけど、ケンケンは苦しいんだよ、ケンケンはすごく苦しいんだよ』と。
私ももう涙腺は崩壊していて、知らずに言葉を発していた。
『ケンケン、生きなきゃだめだよ!生きなきゃだめだよ!!』と、母とは正反対の言葉。
私は時々ケンケンを邪険にしていたこともある。それがその時後悔に変わって、一気に気持ちの津波になっていた。
生きてもらって、ケンケンには頑張って生きてもらって、そして今度はすべて優しく接して大往生してもらわなくちゃ、ケンケンに申し訳なさ過ぎる。
だから生きて欲しかった。
これは私のエゴだ。
私の気持ちが落ち着かないからというエゴ。
汚い人間が、自分が少し綺麗になりたいからって無茶苦茶なことを言う。
私は汚い人間なんだ。
わかってる。
だから、ケンケンもこんな私のエゴの為には生きてくれなかった。
それから2回、唸って、手足が、痙攣して、
ケンケンは苦しそうに、でも、静かに逝った。
ウイたんも大泣きして、私も大泣きした。
ケンケンごめんね、ケンケンごめんね、と何度も何度も言いながら。
それから段ボールに入れて、母さんの匂いのする母さんのお気に入りの服を入れてあげて、一晩過ごした。
私は泣きつかれて、次の日起きたのが昼だった。
母さんはもうケンケンの火葬を済ませていて帰ってきていた。
小さな骨壷。
そこに今、ケンケンだったものがいる。
今日は帰ってきた親父と一緒にお線香を上げた。
台風の中、しっかり天国へ行けただろうか。
普段の散歩でもフラフラしていたから、風に飛ばされながらもきっと天国へ逝ったと思う。
アンリが待ってると思うから、今度は二人で私や母さんがそっちに逝くのを待っててね。ちょっと遅くなるけど。
ケンケンの一生は、幸せだったのかな?
私は邪険にしていたせいもあって、幸せじゃなかったと思う。それは私のせい。
こんな私は地獄に堕ちればいい、というか、きっと地獄に堕ちます。
だから天国でアンリやケンケンには会えないな、と思うと魂が消えて無くなりたいくらい寂しいです。
携帯でうってる間、思いだし泣きが多多あって前が全然見えなかったです。