地球へ…感想「第二十四話:地球の緑の丘」(最終話)
グランドマザーの元に訪れた2人。
「キース・アニアン。結論はでたか」
「いいえ、まだです」
「ミュウの長としてグランドマザーに問う。
人類のミュウの共存は、なぜ認められないんだ」
「ミュウのせん滅は、我にあたえられし絶対命令だからだ」
マザーは言います。
人類は繁栄の名の下に、
あらゆるものを破壊する...自らの星でさえも。
人類こそ悪であり、マザーは人類が作り出した最後の良心である、
SD体制は欲望をコントロールし
世界に恒久的な秩序と調和をもたらした。
だがその体制に反発するのがミュウだ、
ガンのように増殖し人類を駆逐する存在だから根絶する、と。
それに対し、
「まて!僕たちは調和を乱す存在ではない!」
と、言うジョミー。
「このプログラムを変更できるのは、
そのためにつくられた完璧な人間のみ。
答えをきこう。人類はわれを必要や、否や」
とマザー。
ジョミーはキースに訴えます。
「キース!僕らは理解しあえる!
そのことは君が一番わかっているだろう!」
「おまえは人類の真の愚かさを知らない」
「そんなことはない!僕は人間に育てられた。
人間もミュウも、基本は同じだ」
「ではなおのこと、SD体制はやめるわけにはいかない」
「な、なぜだ?」
「基本が同じなら、その欲望はおさえねばならない!
SD体制をやめれば、
人類の欲望を宇宙全体に解き放つことになる!」
マザーの像を囲むように立つ像の剣を引き抜き
ジョミーに切りかかるキース。
「さあ、ミュウの力で私の心臓をとめてみろ。
おまえには、それができる!
ミュウが生き残るためには、人類をせん滅するしかない!」
「君はそれでいいのか?キース」
「私が人類である以上、それが運命だ。のがれようのないな。
SD体制は人類の欲望を封じ込めたパンドラの箱だ。
つぶす気ならその中身ごとつぶせ!」
一方待たされている会談場。
キースの側近たちは、
「まあマザーのところにいったんだ。マザーがうまくやってくれるさ」
と楽観的ですがセルジュは一人不安を感じています。
落ち着かないトォニィ。
それに対しソルジャーを信じ待つという長老たち。
そこに、スウェナの放送が流れます。
「こちらは自由アルテメシア放送です。
これから我々は、国家首席キース・アニアンが
私たちに託した記録をすべて放送します」
キースが画面に。
「諸君。今日は、一個人キース・アニアンとして話をしたい。
諸君らは疑問に思ったことだろう。
なぜマザーは、ミュウ因子を排除しないのか。
これに対して私は、その排除は現代科学をもってしても
困難であると説明してきた。だが、それは嘘だ」
「なんだって?」
「どういうことじゃ?」
「ミュウ因子を排除することはできる。
だが、それを行ってはならない。
マザーはそうプログラムされている。
話はSD体制以前にさかのぼる。
そのころは最初のミュウ因子が発見された。
あるものはこれを進化の必然とみなし
あるものは進化の気まぐれのひとつにすぐないと論じた。
が、結論はでなかった。
将来、世界の主導権を握るのは、ミュウか人類か。
そこで壮大な実験が行われた。
ミュウ因子を残したまま管理出産を行い
ミュウ化したものは、これを排除する。
もし、ミュウが進化の必然でなければ
このストレスによって自然消滅する。
しかし、彼らは生き残った」
「そんな、バカな」
「なんだって?」
「われわれが進化の必然」
「だがSD体制にミュウをうけいれるためのプログラムは
存在しない。プログラムは完璧ではないということだ。
マザーにすべてをゆだねていられる時代はおわった。
これからはひとりひとりが、何をすべきか考えて行動せよ!」
マードックは言います。
「キースめ!こんなことをすればどうなるのかわからないのか!」
「大佐」
「かくして戦線が崩壊していく」
「戦闘を放棄した艦隊が多数」
「われわれはミュウに敗れたということなのか」
「そうではないだろうが闘い続けるのは不可能だ。
少なくとも軍人は自分の考えで勝手に動くわけにはいかない」
何故キースは今になって宣言を?
と、ゼルの疑問。
あんな言葉で人類が立ち上がると思ったのか?
あざ笑うかのようなトォニィに
人として立ち上がる最後のチャンスに賭けたのだとフィシス
賭けに負けた、と言うトォニィの頬を叩くフィシス。
「何しやがる!」
「それはソルジャーシンに対する侮辱です。
ソルジャーも今賭けているのです。
ここで。地の底で。人類とミュウの未来を」
剣で切り結ぶ二人
「なぜだ?なぜ他の道を模索しようとしない?!」
「道があればとっくにやっている!」
「人類の暴走をおさえる力が必要なら僕らがその力になる!」
「綺麗事を言うな!
能力的に劣る人類は劣等種になりさがれというのか?!」
「そうじゃない!」
「こうして戦っていても、おまえは本気をだしていない!
それが現実だ!」
ジョミーの肩を刺すキース。
「きみだって本気じゃない。なぜ銃をつかわない?!」
その時、さらにマザーの力がジョミーを拘束します。
「体制の続行は承認された。
これよりわがシステムはフェイズ4に移行される」
キースにジョミーを撃てと命じます。
「キース、僕は...君を信じた...」
「だまれ!だまれ!だまれ!なぜ力をつかわない!ミュウの力を!」
「僕は君と、話し合うためにきたんだ」
「命令を実行せよ。キース・アニアン。命令を」
「うるさい!もう私の心に触れるな!」
マザーにむかって銃をうつキース。
「キース...」
「私は自分のしたいようにする!」
「理解不能。キース・アニアン。ジョミー・マーキス・シンを撃て」
「彼を放せ!あなたは時代遅れのシステムだ。もういい!」
「精神解析終了」
吹き飛ばされるキース。
「キース!」
「キース・アニアンはミュウによる精神汚染の可能性あり」
「違う!ミュウたちの生きざまを目にした時、
人は自らを顧みずにはいられなくなる!ただそれだけだ」
「ミュウ化の傾向がみとめられた場合フェイズ4上では
これをすみやかに処分すべし」
立っていた像の剣が宙を舞いキースの胸に刺さります。
「キース!」
「マザー...」
キースが倒れ、
「きさま。機械め!うわぁぁぁぁぁ!!!」
と、とうとうジョミーは力を出します。
地上では地震が。
トォニィがジョミーを感じます。
感情が白熱していてとても近づけなかった、と。
「すべてのミュウよ。僕に力を。地の底へ。テラにむけて」
と、全てのミュウに助力を求めるジョミー。
マザーを破壊したジョミーは急いでキースに駆け寄ります。
「キース!」
「抜くな。もう手遅れだ。おまえと話しがしたい。
さすが、タイプ・ブルー。すさまじい力だな」
「ありがとう。君のおかげで戦えた」
「礼にはおよばん。
生まれてはじめて、自分のやりたいようにやったまでだ。」
「キース」
「これでマツカやサムに、顔をあわせられる」
その時、マザーの最後の力なのか、
また剣が飛んで来てジョミーに刺さります。
ソルジャーを信じ脱出する長老達。
シャングリラもテラへの降下を開始します。
「大気圏突入可能な船はすべて
テラに残っている人々の救出にむかえ!
本船もこれより、テラへの降下準備にはいる」
とシド。
『ソルジャー。命令にそむきます。
仲間であろうと人間であろうと
地の底からの叫びをきかぬにはいかない!』
一方こちらはトォニィ。
「グランパ!くっそう、どこまでおりればいいんだ?グランパ!」
「ジョミー、待っててください。今、僕がいきます」
とリオもまたジョミーの元へ。
我はネットワークの端末に過ぎない、あまねく我は人類とともに、
ミュウの殲滅は承認された。
聖地テラの消滅をもって、SD体制は最終フェイズに移行する。
プログラムの変更は不可能。
宇宙規模のネットワークは破壊できない。
とマザー(?コンピューター)が...。
メギドが何故か起動します。
テラに向けて回頭を...。
「マードック大佐!何がおきているんです」
と、セルジュ。
「わからん。すべてのコントロールが我々の手を離れてしまった」
「どういうことです?」
「グランドマザーのご意志ってやつだ!」
「グランパ!」
「トォニィ」
ジョミーの血をみてキースにつかみかかろうとするトォニィ。
「きっさま!よくも!」
「ちがう!彼はいっしょに戦った仲間だ」
「グランパ。帰ろう。シャングリラに」
「待て。トォニィ。おまえに頼みたいことがある。
メギドを、テラを破壊しようとしているメギドを止めてくれ!」
「いやだ!こんな星どうだっていい!
早くしないとグランパが死んじゃう!」
「トォニィ。僕からの最後の頼みだ。
死んでいった仲間の想いを無駄にしないためにも、お願いだ」
「いやだいやだいやだ!グランパをおいてなんかいけない!」
「トォニィ、おまえは強い子だ。ぼくの自慢の。
人類を、ミュウを、人を、頼む」
「いやだ!そんなのいやだよ!」
「おまえだから頼んでいるんだ、トォニィ。
おまえは次の時代を生きろ。そのために僕たちは戦ってきた。
ブルーとの約束を果たすために僕はここまできた。
次は、おまえが人類と手をとりあい新しい時代をつくれ。トォニィ」
「若者よ、伝えてくれ。人類とミュウはともに手をとりあえと」
とキースも。
「僕は、強くなんかない。僕はまだ子供だ。
グランパがいなきゃ嫌だ!」
「トォニィ。おまえが次のソルジャーだ。ミュウを、人類を、導け!」
「グランパ」
「セルジュ、きこえるか。ミュウとともにテラを守れ。」
「閣下」
「よくこれまで、私についてきてくれた」
「アニアン閣下」
「総員、ただちにワルキューレ出撃。
攻撃目標、軌道上のメギドシステム」
「で、でも、グランドマザーの」
「それがどうした」
スウェナのもとにレティシアが来ます。
ミュウの力が何なのかやっとわかった、と。
その力は伝える力、人類とミュウをつなぐ人々の声、
人類とミュウが人として立ち上がった声。
地殻変動を起こしている地球。
逃げる女性を助けるリオは岩の下敷きに。
「はやく逃げるんだ」
「しっかりして」
「僕は、ミュウだ」
「だからなに」
「のぼるんだ。僕のかわりに。行くんだ」
「ジョミー、辿りつけないの、許してください...」
り、リオー!!(つд`)
ここは原作と一緒なのですね...寂しいです。
メギドを潰していくトォニィらとセルジュ達。
「弾のだしおしみはするな、いっきにいくぞ」
しかし、撃ちもらしのメギドが1機。
「だめか」
「間に合わない!」
そこへあらわれたのは...マードックでした。
「どけぇ!ひよっこども!」
「マードック大佐!」
「若造。おまえたちにだけかっこうはつけさせない」
「大佐」
「あのバカにあったら伝えてくれ。お前はよくやったよ、とな」
「グレイブ」
「ミシェル。退艦しなかったのか」
「あなたのいない世界でひとり生きろと?」
「バカな女だな、おまえは」
「あなたに似ちゃったのよ、グレイブ」
「ミシェル」
ミシェルに口づけされながらマードックの船が爆発します。
「マードック大佐ぁ!!!!!」
地下に降りてきた長老達。
カナリアを助けるために力を使います。
手をつないで子どもたちをとばす長老達。
でもフィシスまでとばされてしまいます。
「どうして?!」
「あなたは生きるんじゃ」
「私たちのことを覚えていてください」
「だめ。私もいっしょに―...」
ジョミーとキース。
「すごいよ、人は。思っていた以上だ」
「あらゆるものを破壊してきた人類だ。
このあとは手がつけられなくなきゃいいが」
「大丈夫。彼らが」
「パンドラの箱をあけてしまった。よかったのだろうか」
「わからない。だけど後悔できるのは人間だけだ。
機械は後悔しない」
「全力で生きたものにも、後悔はない。お前に会えてよかった」
「ぼくもだ。キース」
「ジョミー」
「箱の最後には希望が残ったんだ」
息絶えるジョミー。
「最後まで、私はひとりか」
長老たちも死亡。
シャングリラに飛ばされたフィシス。
「私も...私もいっしょに」
フィシスは子どもたちに囲まれていました。
「あなたがマザー?そうなんでしょ」
くびをふるフィシス。
「じゃあ女神さま?」
「誰でもないわ。人よ。人だわ」
「ここどこ?」
「あなたたちをつれていく方舟の中」
「どこへ?」
「清らかな大地」
地球をみおろすトォニィたち。
「シャトル、全機回収しました」
「地球を後にするの?」
「そうだね。もう僕らにできることは何もない」
「どこへ」
「僕たちの、人の未来へ」
ブルーに報告するフィシス。
「ブルー、テラへ行ってきましたよ。
あなたが選んだジョミーが立派にみなを導いて」
幼いころを思い出すトォニィ。
絵を描いていてカリナにたずねられます。
「トォニィ。トォニィ。何やってるの?まあ上手にかけたわね」
「パパ、ママ、ぼく。えへ。グランパ!」
「ありがとう、ジョミー。あなたのおかげで
なぜ命が紡がれていくのかがわかったよ。
そして何が大切かも」
と、最後をしめるトォニィの言葉。
遠い未来か、
メギドが突き立てられた大地に緑があふれていました。
青い星、地球...。
はい、終わりました。
言いたいことは山々あるのですがまず一つ...
展開早すぎじゃなかったですか?
いろんなことが詰め込まれすぎていて、
納得できない点もいくつか...。
しかし納得できない点といったら、
アニメではいくつもあるのですが(苦笑
最後にキースが良い子ぶって嫌だったし、
何をいまさら、って感じじゃないですか?
まぁマザーに真実を知らされて、
自分の気持ちに素直になった、
と解釈していますが。
んでもって、最後の決闘シーン。
なぜ剣!?
そこにあったとはいえ、原作じゃ銃でバババと撃って、
終わりでしたよ。
メギドの破壊シーンでも、展開早すぎって感じでしたし。
レティシアとかの出番も、もういいよ、
ってくらい浮いていたような気がしたのは私だけでしょうか?
それにしても、ソルジャートォニィですか。
なんか言いにくい...(笑
ブルーの瞳の色が赤だったからジョミーのマントの色は赤、
ジョミーの瞳の色が緑だったからトォニィのマントの色が緑、
と解釈していいのかなぁ。
そして最大の疑問。
これは竹宮先生も納得して出来た地球へ…なのでしょうか?
ああっと、言い忘れた!!
原作にいないけど、マードックがここまで良いヤツで、
ここまで重要なキャラだったとは、
最初出てきた時には思いもしませんでした。
最後、散ってしまいましたが、良い役だったとおもいます。
以上、全二十四話、全て終わりました。
ふひぃ~、長かった~。
ジョミーにキースにブルー、
死んでいった人・ミュウたちや、生き残った人・ミュウたち、
そして、地球へ…を製作した方々、見てきた方々、
お疲れ様です。