地球へ…感想「第二十三話:地球へ」
トォニィのシャワーシーンから始まりました。
「あのミュウの、泣きそうなせつない想い。
必死に人間を守ろうとするやつの想いが伝わってきて
僕は怖くて、ただあそこから逃げることしかできなかった」
と、ミュウを殺してしまったことを悔いるトォニィ
戦いは嫌いだといっていたアルテラ...。
それでも僕らは戦う、と誓うトォニィ。
キースサイド。
ジョミーからの呼びかけがありました。
「キース・アニアン、きこえるか。我々はここまで来た。
こちらには話しあう用意がある。
互いに交渉のテーブルにつく時期に来たのではないか。キース!」
キースに話しかけるグランドマザー。
「どうした、キース。いつになく迷いがあるようだな」
「ミュウが、交渉のテーブルを用意せよと言ってきました」
「なるほど。お前でさえミュウどもに臆するか」
「いいえ、そのようなことは」
「まあ、判断はおまえにまかせる。交渉するもよし、焼き払うもよし」
「グランドマザーが、判断を人間にゆだねた?!
ありえない。そんなことは」
と思うキース。
どうやら衝撃の一言だったようです。
「どうした?」
「いえ。ひとつだけおしえていただきたいことがあります」
「なんだ」
「SD体制の管理システムにおいて、
なぜミュウ因子をとりのぞかなかったのです」
「今になってなぜ知りたい」
「今だからです」
「......いいだろう」
部屋からでてくるキース。
ショックを受けたようでまともに歩けないようです。
セルジュが驚きます。
リーブスラシルの発動まで私の部屋にはだれも近づけるな、
と言い残し自室へ戻るキース。
自室で
「コーヒーを頼む、マツカ」
といってマツカがいないことに気づくキース。
思わず呼んでしまったようです。なんだか寂しいですね...。
キースにはマツカの声がきこえます。
「キース、人間とミュウは、本当に相容れないのでしょうか」
「人間は強欲で、愚かな生き物だ。
絶対的な強制力のもとでしか自らの欲望をおさえらえない。
だから、SD体制がしかれたんだ。
だが、その強制環境の中でさえ
多くのものがいまだ自を律することが出来ずにいる」
元老たちのことを思い出すキース。
「今、強制の箍がはずれれば人類は
宇宙規模に広がった悪性のがん細胞と化す。
私は人の理性が生み出した最後の砦。
現SD体制を守り抜かねばならない。
そのためには、ミュウの主張は
断じて受け入れられないのだ、マツカ」
と言うキース。
「ミュウに交渉を受諾と返答しろ。交渉場所はテラ。
リボーン総本部、ユグドラシル」
と、交渉受諾の通信を送らせるキース。
マードックにオペレーションリーブスラシルの発動を伝えろ、
と言います。
シャングリラ。
ジョミーが皆に呼びかけます。
「シャングリラの諸君、そしてミュウのみんな。
人類側はついに交渉に応じた。
交渉に赴くため、シャングリラは再度のワープを行う」
長いみちのりだった、多くの戦いがあった。
そして、多くの犠牲をはらった。しかし、我々はここまで来た、
とジョミー。
「ジョミー。なんて強い意志」
とトォニィ。
「地球で、言葉通り交渉のテーブルが待っているのか、
それとも、最後の抵抗があるのか、
何があるのか、僕にもわからない。それでも飛ぼう!地球ヘ!」
「ブルー。あなたが命がけで焦がれた星、
地球へ私たちは向かいます。
あなたの選んだジョミーがとうとうここまで皆を導いてくれました」
と涙するフィシス。
ミュウの動向を察知した人類。
マードック指揮下、六基のメギドが発射できる態勢になったようです。
引き付けて一気に、という作戦の模様...。
ワープアウトをし、地球を目にしたミュウ。
「これは!?」
とジョミー。
「なんだ?あれは」
とハーレイ。
「あれが、地球だというのか」
「そんな!・・・ブルー!」
と倒れこむフィシス。
地表は広範囲に砂漠化、海水は大きく酸性に偏った水質。
大気中の窒素酸化物、放射能レベル、
すべて人類の生息可能レベルを超えているという地球...。
拳を握りしめるジョミー。
「なんだ?なんだ!あの星は!
あれが僕たちの約束の地なのか!
ブルーが命がけで焦がれたテラなのか!
青く美しいテラはどこにある!?」
「わしらはこんなもののために、犠牲をはらってきたのか」
とゼル。
「人類とは、これほどまでに愚かなものなのか。
自らをはぐくんだ星をこんな姿に」
「ソルジャー!」
「だが行こうテラへ。過去はかえられなくとも未来は築けるはずだ。
僕らと人類の間に横たわる、SD体制を打破するために」
そんな時に警報が鳴ります。
「軌道上に高エネルギー反応確認。
これは、ナスカで使われたものと同じです!」
メギドの存在に気付いたミュウ。
キース。
「ミュウ...私は何を迷っている」
スイッチを前に迷うキース。
」マザーとの会話が頭をよぎります。
「ジョミー・マーキス・シン...」
「メギド射程圏外への離脱、間にあいません!」
窮地に追い込まれるシャングリラ。
スイッチを押すキース。
「なぜだ?」
と不思議に思うマードック。
シャングリラにキースがよびかけます。
「ジョミー・マーキス・シン、きいているか。
人類統合機構国家首席キース・アニアンだ。
話しあいのテーブルを用意した。テラへ降りてきたまえ」
ゼルは言います。
「危険じゃ。ソルジャー。やつらはいつまたメギドをつかうか」
「使う気なら、今のタイミングで使っている。
彼らの真意をたしかめるためにも行かなければならない!
同行するのは、長老たち」
「僕も行く!」
とトォニィ。
「君はどうする?フィシス」
「私は...私もつれていってください」
「シド、君に船の指揮をまかせる」
「はい」
「もしもの時は残っている仲間の安全だけを考えろ」
「わかりました」
「行こう、地球へ」
会談のニュースが巡ります。
ミュウが聖地を土足で踏みにじるのかと動揺する者も。
船で降下し、ユグドラシルへ向かう一行。
「ブルー、見えますか」
とブルーを思うジョミー。
「これがテラ?」
「痛々しい。無理やり機械につながれた病人のようじゃ」
「あれにユグドラシルって名付けたのは皮肉なのかね」
「世界樹というより、まるで巨大な毒キノコのようじゃな」
とゼル。
双方の主な顔ぶれが相対します。
会談は明朝行われるそうです。
それまでは部屋で待機、とのこと。
キースを訪ねたフィシス。
「やはりきたか、ミュウの女」
「ここに来る間、警備の方が、誰もいませんでした。
どういうことです?」
「おまえがくるとおもっていた」
「あの人の、ブルーの最期をおしえてください。
あなたが殺めたのですか?」
「銃はそこにある」
銃に手をのばすフィシス。
「ひとつきいていいか。
お前達はなぜ、指導者自らは前線へでて戦う?
戦略的に考えても、決して合理的とはいえまい」
「大切なひとを、仲間を、子どもたちを守るために決まっています」
「指揮をとるものが倒れては意味があるまい。
組織が機能しなくなる」
「私たちは、組織のために生きているのではありません」
人には必ず、死が訪れる。
そのときに、次の世代に残せるものは
自らの知識と想いとわずかな希望。
そして残された者は先人の想いを指標としてその先を目指す、
とフィシスは言います。
また元老たちを思い出すキース。
「ふっ...その思想が我々人類にもあれば
この星はこんなふうにはならなかったのかもしれんな」
銃を下ろすフィシス。
「なぜ...なぜか、あなたへの憎しみがわかない。
ブルーを殺めたひとなのに...忘れないで、あのひとの最期」
去っていくフィシスに、
「私は、おまえの遺伝子データを元につくられていたんだ」
と思うキース。
圧縮データをスウェナに送信するキース
会談が報道され、それを見ながら
「キース、あなたの想いは、私がちゃんと受け取ったわ。
結果がどうなるかはわからないけど...」
とデータを受け取ったスウェナ。
会談。
「それがあなた方自身の意志なら我々も考えよう。
しかしコンピュータの意志はうけいれない」
「マザーを否定するのですか」
「何いったって無駄さ。
こいつらは自ら決断する力さえマザーに預けちまったんだから」
「まったくだ。
しかしマザーシステムを否定するなら誰がテラを再生する。
人類はグランドマザーの保護なしには、もう何もできないのだ」
と考えるキース。
「本当に」
とキースの心に反応するジョミー。
以下心の中の会話です。
『そうなのか』
『宇宙は広い。
そんなにもSD体制が人類にとって大切なら
遠くの星にわれわれは去ってもいい。
生まれてくるミュウの存在を認め、
我らの元へ送りとどけてくれるなら』
『それはできない』
『なぜだ。なぜできない』
「我らの尊厳にかかわるからだ!」
思わず声を上げるキース。
「どうされました?閣下」
『油断した。私としたことが、心に侵入された』
「なぜ君たちは我々を理解しようとしない」
立ちあがるジョミー。
「笑わせるな。ミュウ同士とて、理解しあえているわけではあるまい」
「そうかもしれない。だが手をとりあうことはできる」
「わざわざ理想を語って聞かせるためにはるばるここまできたのか」
「遠い星で、われわれは別な生き方をしてもよかったんだ。
だが青いテラをおもうとき、胸にうずまく焼け付くようなこの渇望も
マザーが植え付けた意識。だとしたらマザーが」
そんなジョミーに対し、キースは
「いいだろう。グランドマザーにあわせてやろう」
と。
「閣下!なんということを!」
「グランドマザーの前にミュウをつれていくのか」
「いくら国家首席でも」
「どうする?ミュウの長」
「わかった」
「ダメだ!敵の罠に決まってる!」
とトォニィ。
「そうじゃ!」
「気に入らないね、まったく」
「ソルジャー!」
「行ってみなければ、何もつかめない」
「機械の思考は読めないんだ!どれだけ危険かわかってるくせに
どうして?!テラのためだか人間のためだか知らないが
あんたがこれ以上くだらないことに命をかけるのは我慢出来ない!」
「行こう、キース」
「グランパ!!」
「とめなくてはいけないのに身体がうごかない...ジョミー」
と思うフィシス。
マントル層からエネルギーを引き上げて、
再生を行っているというユグドラシル。
その中を降下していきます。
たどり着いた先
何人かの子供達が駆け寄って来ます。
「ね。外にでられるの?」
「浄化はおわったの?」
「この子たちは?」
「カナリアと呼ばれる子供たちです。
地球の浄化が完了したあかつきには
彼らが大地を謳歌する予定です」
と、リボーンの人が言います。
「待って」
と、ジョミーをひきとめる子供。
「またきてね」
「なんてすんだ瞳」
と思うジョミー。
「ああ」
「国家首席、キース・アニアン」
「承認、キース・アニアン」
扉が開きます。
「マザーに入られしものか」
「昨日まではな」
さらに移動する2人。
「あれで、地球が再生できると本当に信じているのか」
「信じているからやっている」
「SD体制や、マザーシステムもか」
「そうだ」
「機械は、ただプログラムに忠実なだけ。
君はそれをわかっていながらマザーを信じるという」
「人間は愚かだ。ミュウにソルジャーが必要なように、
人類にも導くためのシステムが必要なのだ」
「ナスカの悲劇をひきおこした男だというのになぜか怒りを感じない」
と思うジョミー。
「トォニィが、はやまったことをした」
「マツカのことか」
「ミュウと人間も、手をとりあえると君自身が示しているというのに」
「あいつは―...しょせん手駒のひとつだ」
「なら、なぜ君の心は涙に濡れている」
「サムが死んだよ」
「っ......サム」
さらに奥へと進むジョミーとキース。
「ここは...」
そこには巨大な像が...。
「これが、グランドマザー!?なんだ、この威圧感は!」
とジョミー。
誰もいない部屋でとっさにマツカにコーヒーを頼むキースが
切なかったです。
ああ、もういないんだな...と思わせるシーンでした。
キースの中でそれだけマツカの存在が大きかったのか、
などと思考が頭をよぎります。
それにしても...っ!!
地球が青くなかったー!!!
ここまで来てええ(;´Д`)って感じですよ。
私、先週終わってから原作読んだのですが、
いろいろ違っている箇所が見つかりました。
例えばアルテラが死ぬ時に死んだコブとタージオン、
あれ、死んだ人数が違いましたよ。
死んだのはアルテラと誰かの2人でした。
そしてマツカが死ぬのもミュウ一同が地球へ着いてから、
でした。
原作と思いっきり違うのは、なぜなのでしょうかね?
最終回もなんかとんでもないことしてくれそうな予感です。
次回「第二十四話:地球の緑の丘」