遠慮の正体 「無料だから図々しいと思われるかも」そんな言葉に、私は少し胸がざわついた。無料であっても、申し込んだ時点で何かを受け取る意思があるはず。なのに、なぜ“遠慮”が先に立ってしまうのだろう。このやりとりを通して、私は「遠慮の奥にあるもの」に目を向けるようになった。それは、過去の経験かもしれない。誰かに「出しゃばるな」と言われた記憶。それは、社会の構造かもしれない。指示を待つことが美徳とされる環境。でも、欲しいものは欲しいと言っていい。自分の声を消さないこと。それが、自分の人生を生きる第一歩だと思う。