不在の誕生日
これで何回目
指を幾つか
折ってやめる
想像すんのも
煩わしい。
留まったまんまで
いい
別々の時間が
一緒の時間を
易々と追い越せばいい
唯一不変のまんま
僕がまた
違うように愛し
変わり続け
歳を重ねて
たくさんの指を折り
不覚に夢を抱く
そんなんでも
君はそのまま
僕のなかのきみは
僕の気持ちは
ずっとそのまま。


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あちこちに
残っている感触
ひと吹きで消えてしまうなら
簡単
雪に埋まった部屋で
ただ無心に
ささくれだった身体全部
見せる。
ふり返ったって息をするのは
あたりまえに止められない
このまま。どうか
いてほしいんだ


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僕たちを
閉じ込めるように
どしゃ降りの雨。
外側だけ
取り替えて
違った振りをする
君はいつも
騙された振り
全部を
取り替えたら
12月の雨に
僕も
騙された振りをしよう


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