もう じきに
嵐がくること
たまには
忘れてしまうこと


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週末に浮かれて
前髪をきる
初夏とよぶには
暑い昼
初夏とよぶには
寒い朝
それでも
憂いなく過ぎる今日に
後ろめたさを
引きずってみるけれど
雨に流されるだけ
容赦のない思い出と
比例する時間で
なんなくバランスは
保たれる。と知った
初夏


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山から降りてくる
冷たい風
すっかり暮れた道
帰りを待つ
まだピカピカな
新しい指輪
あたりまえではない
日常を
あたりまえだと
錯覚できるくらい
日常に
そのころには
暮れるのも
すこしさき。


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