こんにちは

山口裕輔です。

 

最初に集めた漫画は「ファンタジスタ」というサッカー漫画でした。

これが僕が漫画を集めだしたきっかけで、あれから20年以上が経っていますが

今でも漫画は買っているし、終わることのない趣味って感じです。

ただ、漫画の買い方は変わっていて、昔は本屋さんに足を運んで買ったり、古本屋を巡って安い本を探し回ったりしていました。

今では楽天ブックスやメルカリなどで購入することが多く、足を運んで買いに行くところから配達してもらうに変わりました。

世の中では「紙」から「電子」に移行している人も多く、本屋に足を運ぶ人の割合は減少傾向にあると思います。

 

テレビなどで地域の本屋さんが減っているというのをよく見かけます。

あるニュースでは2014年~2023年の10年間の間に140社の本屋が倒産したと書いていました。

僕が働いている長崎南部地域では唯一の本屋さんが数年前になくなって、南部から本屋さんはなくなりました。

もちろん電子への移行、ネットショッピングでの購入などで本屋の経営が厳しくなっているのは重々承知ですし

僕自身も本屋に行く回数が減っているのは事実です。

でも本屋さんにはなくなってほしくないと思っているのも事実なんです。

 

漫画は集めている人にはわかるんですが、どうしても棚問題が出てきます。

買っても収納するスペースがないんです。

特に都会の一人暮らしのお家なんかは漫画を置いているだけで部屋が狭くなってしまいます。

だからこそ場所をとらない電子に移行する人が多かったり、電子だったら移動中でも出先でもどこでも読むことができるのもメリットのひとつですよね。

電子の便利さは理解したうえで、僕は「紙」がいいんですよね。

昔から紙で読んできているのもあるんですが、漫画が並んでいるところや漫画の紙のニオイなんかも紙ならではの良さだと思っています。

 

大人になって漫画だけではなく、様々な分野の本にも興味が出てきているんですが

漫画以外の本にも興味をもったときの本屋って本当に楽しいんです。

「こんな本もあったんだ」「この本ってこんな感じの内容なんだ」って実際に目で見て手に取ってみてわかることもあります。

要するには本屋には「発見」という魅力が詰まっている場所だと僕は考えています。

だからこそ子供たちには本屋に足を運んでほしいです。

ネットの普及で情報は探せばいくらでも出てくる時代ですが、自分の目で見て手に取る発見は本屋さんで体験してほしいと思うからこそ本屋にはなくならないでほしいですよね。

 

あとは本屋さんで働く人の魅力も大事になってくると思います。

もし僕が本屋の常連になるとしたら、そこで働くスタッフに魅力があるからだと思います。

例えば本屋さんのおすすめコーナーに並んでいる本が全部面白かったら、そのコーナーを作っている人におすすめの本とか聞いてみたくなりませんか?

美容業界では「芸能人の○○さんが使っている」というワードは結構なパワーワードになるんです。

○○さんが使っているなら私も使ってみようかなって。

本屋さんの中の○○さんがいたらお客さんって増えそうだなと思っているんです。

 

A「今読んでいる本が読み終わったから新しい本買いたいけど、どれがいいかな。○○さんに聞いてみよう。○○さん推理系のおすすめの本てありますか?」

○○さん「推理系ですか?それではこの本なんていかがでしょうか?作者も有名ですし、発行部数も出ているので面白いと思います」

A「その作者さんの本は初めてです」

○○さん「そうなんですね。人気のある作者さんなので一度読んでみるのもありですよ」

A「わかりました。買ってみます」

○○さん「ありがとうございます。またおすすめの本探しておきますね」

 

のような会話ができる○○さんが本屋さんにいたら良さそうじゃないですか?

本は本屋じゃなくても購入できますが、ネットで買ったとしても値段は変わらないんです。

洋服はは洋服屋さんで買うよりネットで買った方が安かったりするんです。

でも本は基本的に定価で販売されているので、本屋で買ってもネットで買っても値段は変わらないんです。

この部分にはまだ本屋さんが盛り返す可能性があるかもしれないなと思っています。

 

まぁ僕は美容師なので本屋さんの内部事情に詳しいわけではないので、こんなことを書いたとて「お前なんかに何がわかるんだ」って思われるかもしれません。

ただ、本を愛する1人として本屋さんがなくなる未来は悲しいので、地域でも本屋さんはあってほしいし、自分の子供にも本好きになって本屋さに足を運んでほしいと思っているのが僕の願いです。

みなさんは本屋さんの未来はどうなっていると思いますか?