ひとりでバンドやろうぜ外伝

 音楽小学校0年生・第3楽章

大人の自由研究


02.無味乾燥な音階に味付けを


さてクロマチックスケールが得られたところで、まだ全然音楽っぽくありません。ギタ練でおなじみの「いもむしトレーニング」は半音音階を延々行ったり来たりする運指練習ですが、あれは自然とクロマチックスケールを弾いてる(いや弾かされてる)ことになってたんですね。どおりでつまらんわけですよ。


そこで意図的に繋げる、飛ばすを取り入れてみます。Aから#/bのつかない音を順番に弾いてください。


「だーきしめたー(…心の小宇宙〜)」


そうです。Aから最初の5音は『聖闘士星矢』の歌い出しと一緒です。ABCDEと弾くだけでこれになります。んでFGAまで弾くと1オクターブですね。

この場合の音の並びはこうです。


A BC D EF G A


音楽理論野郎には耳タコの「全半全全半全全」ですね。こうすると何か暗いつーか悲しいつーかそんな音階になりますが、これを「短音階」と言います。英語だと「マイナースケール」です。これはAから始まる短音階なので、略して「Amスケール」です。


ここで混同してはならないのが「Amコード」です。ギター侍(古い)がキメのタイミングで弾くアレですが、コードの話はまた全然別なのでとりあえず忘れてください。


てことは短調があれば長調もあるのか。もちろんあります。今度はCから#/bのつかない音を順番に弾いてください。 


「ありがとうー(…って伝えたくて〜)」


そうです。Cから最初の5音は『ありがとう(いきものがかり)』の歌い出しと一緒です。CDEFGと弾くだけでこれになります。んでABCまで弾くと1オクターブですね。

この場合の音の並びはこうです。


C D EF G A BC


音楽理論野郎には耳タコの「全全半全全全半」ですね。こうすると何か明るいつーか楽しいつーかそんな音階になりますが、これを「長音階」と言います。英語だと「メジャースケール」です。これはCから始まる長音階なので、略して「CMスケール」です。メジャーとマイナーの頭文字は同じエムなので、大文字と小文字で区別していることが多いですね。


ところでそうです、これが「ドレミファソラシド」です。やっと出て来ましたね。数多ある音楽理論は、いきなりドレミ(Cメジャースケール)から始めるから先が分からなくなるんじゃないかと思ったので、順番を変えて書きました。そして近代西洋音楽はこの長調と短調を延々何百年も擦り続けて来ました。もうネタ切れもいいところなんですが、リズム、コード、長短以外のスケールなど別の要素によって変化をつけながら今に至っています。