ひとりでバンドやろうぜ外伝
音楽小学校0年生・第6楽章
大人の自由研究
05.Mとm
ここまでやってきてなんか疑問はありませんでしたか。ない。ならいいんですけど、てんてーは疑問でした。メジャースケールとマイナースケール、またはメジャーコードとマイナーコードって何が違うのか。
響きが違いますね。ではどうして響きが違うのか。これを解くためにはまたも「音程」について知る必要があります。一応復習すると、隣りが「半音」でひとつ飛ばしが「全音」でしたね。音程はそれで終わらず1オクターブ全てに適用され、それぞれに名前がついています。
1.C(ド) →完全1度(P1)
2.C#/Db →短2度(m2)
3.D(レ) →長2度(M2)
4.D#/Eb →短3度(m3)
5.E(ミ) →長3度(M3)
6.F(ファ)→完全4度(P4)
7.F#/Gb →増4度or減5度(a4/d5)
8.G(ソ) →完全5度(P5)
9.G#/Ab →短6度(m6)
10.A(ラ) →長6度(M6)
11.A#/Bb →短7度(m7)
12.B(シ) →長7度(M7)
13.C(ド) →完全8度(P8)
以前も出てきた上の表ですが、今回はCからスタートしています。左端(半音の数)のように1-13まで数字で表してくれればまだ分かりやすかったんですけど、違うんですよ。正式には右の表記です。いやいきなり全部覚えろって話じゃありません。重要なところだけ見ていきましょう。
さてまた復習ですが、上の表からCメジャーコードを抜き出してみましょう。
1.C(ド)→完全1度(P1)
5.E(ミ)→長3度(M3)
8.G(ソ)→完全5度(P5)
こうですね。ではAmはどうですか。
10.A(ラ)→長6度(M6)?
13.C(ド)→完全8度(P8)?
5.E(ミ)→長3度(M3)?
いやいやこうじゃないんです。最初の音を1度として数えます。
1.A(ラ)→完全1度(P1)
4.C(ド)→短3度(m3)
8.E(ミ)→完全5度(P5)
するとこうですね。Cメジャーコードと何が違いますか。CメジャーコードのCとEは半音5個分の「長3度」ですが、AmコードのAとCは半音4個分の「短3度」です。実はこれによってコードの響きが大きく変わるんですね。
ということはCメジャーコードの
5.E(ミ)→長3度(M3)
を
4.D#/Eb→短3度(m3)
に変えればそれは「Cmコード」ってわけです。
同様に、Amコードの
4.C(ド)→短3度(m3)
を
5.C#/Db→長3度(M3)
に変えればそれは「Aメジャーコード」です。
ちなみに半音8個分の「完全5度」はあってもなくても大きく影響しないため、ギターコードでは省略されてしまうことも結構あります。ただし、完全1度と完全5度の2和音はなかなかパワフルな響きで、通称「パワーコード」なんて言われてます。聞いたことありますか。
ではスケールはどうでしょうか。コードの例に従えば、Cメジャースケールは長3度であるEを通過し、またAmスケールは短3度であるCを通過していますから響きが変わってくるというわけです。長短の3度音程はものすごい影響力を持っていることが分かりますね。
じゃあ長短の3度音程を同時に鳴らしたらどうなるか。これは超レアな例外を除いてやったらダメです。そんなことをするならむしろない方が良いのでパワーコードを鳴らしましょう。実はパワーコードは長短の調性を持たないため、あらゆるキーのあらゆるスケールで伴奏できる万能なコードなんですよ。まー歪んだ音のギターじゃないとパワフルじゃないんですけどね。
その他の度数ももちろんいろいろな役割がありますが、それは追い追い話します。