ひとりでバンドやろうぜ外伝
5カポでGO?
FとB一旦やめようぜ後編
前回の続編です。Cメジャーキーの曲はカポをGフォームスタートの5フレットに取り付ければバレーコード(FやBのフォーム)がほぼ回避できると話しましたが、ではマイナーキーはどうなんでしょうか。
結論から言うと作戦は失敗しました。どうしても出てきますバレーコードが。
まずそもそもローコードのマイナーコードがAm、Dm、Emしかありません。てことはそのどれかが移動先の(Cにおける5カポGフォームのような)キーになる訳です。
仮に弾く曲のキーがAmとすると、ダイアトニック(よく出てくる)コードはこうです。
Am
Bm
C
Dm
Em
F
G
例によってBmはローコードのBm7で代用するとして、6番目にFが出てきます。Cメジャーで言うAmのポジションです。ねー結構出てくるでしょ。
続いてDmフォームスタートにするとどうか。まずAmから移動させると7カポで狭すぎて大変。しかもF、Gm、A#フォームと3つもバレーコードがあるのでボツ。ちなみにBmフォームは出てきません。
残りはEmフォームスタート。Amからだと5カポ。すると2番目にF#mフォーム、5番目にBmフォームが出てきます。Bmは代用が効きますが、F#mフォームはCメジャーで言うDmのポジションです。結構出てきますよねーこれも。
というわけでAmキーの曲ではカポなしでFフォームを食らうか、5カポのEmフォームスタートでF#mフォームを食らうかの二択となりました。
結論:バレーコードからは逃げきれないので練習しましょう。
ー終ー
追記:今回の検証で使った資料
縦がダイアトニックコードで、右から見ます。
Cを元キー(カポ0)とすると、CをGフォームで鳴らす場合5カポ、Eフォームで鳴らす場合8カポと読みます。
下はAmキーです。キー別に12種類必要なので、近日自由研究枠で作る予定です。