今日はオカマの日ですね、えんですます。
こんばんみ。
あー・・・3曲目がおもしろい。
昨日はSigur Ros来日公演@なんばHatchへ行ってまいりました。
行く途中、電車内でどうやら発熱したようだと気付き、文字通りハァハァしながら会場着。
2階席だったので、最初はひしめき合う下々のものを眺めつつ(うそです、ごめんなさい)コーラを飲みながらまったり。
最近ライブドリンクがコーラに定着しつつある。ライブ終わりにイッキ飲みすると最高だよね!
それは置いておいて。
2階席にしといてよかったです。さすがに3時間立ち見はキツイ。
1階は空調がよくなかったらしく、暑かったと聞きましたが、2階は快適でずっと涼しかったです。
いや、熱で寒気がしてただけか?
早めに入ったので客の入りをぼんやり眺めていました。ハァハァ言いながら。
思った以上にお客さん入ってて、かなり埋まってました。
舞台を見ると、中央にMacパワーブックやら小さい電子機械やらが乗ったレースのクロスがかかったテーブル。
中央奥にはイス3脚。
上手に横向きにセッティングされたドラムセット。
下手にいくつか電子ピアノ。
なんとなく舞台上にMacがあることに少し萎えてしまった。
yukihiroさんが言ってたんでしたか?舞台上でMacをいじってるのを見ててもおもしろくないとかなんとか。
まぁ、ダンスミュージックなら話は別ですけど。
話を戻して。
最初はSigur Rosのバック演奏も担当しているゲストのAMINA。
女の子4人組でいろんな電子楽器(電子ヴァイオリンとかチェロかな?)やらオルガンやらを使ってのインストルメンタル。
赤やグリーン、黒のドレスをまとって小さくフリフリ踊りながらのステージはとてもかわいかった。
日本語のMCもかわいらしかった。
CDあるのかしら、ちょっと欲しい。
30分ほどで終了。
そして20時。
ついに来ました、Sigur Ros!
空気が一変しました。
舞台前に薄い白いカーテンが引かれて、舞台上は見えない状態。
思わずセブンデイズを思い出してしまうラルクファンの性。
カーテンがスクリーン代わりになって、赤いライトで波模様のようなものが浮かび上がる。
演奏が始まると、赤やオレンジのライトに照らされて微かにそこに浮かび上がるボーカルの影。
あの美しい音楽に合わせて、4人のメンバーの影が影絵のように重なっていく。
それと同時にドラムの刻むリズムに合わせて草を踏みしめる足元の映像が映し出される。
映像と影が幾重にも重なって音が厚みを増すとともにどんどんどんどん広がっていく。
美しい。
涙が溢れて止まらなかった。
泣くかなあ、と思ってましたが、号泣でした。
しかしコンタクトを落としてはいけない!と必死に我慢しました。
それでも止まらない涙。
どこか、別の場所へ飛ばされたような感覚。
なんて演出!なんて音!なんて歌声!!
「世界で最も美しい音楽を奏でるバンド」と言われているんですか?知りませんけど、本当に、美しかった。
そしてカーテンが開かれる。
4人だ。
キーボード、ボーカル&電子ギター、電子ベース、ドラム。
えええええほんとに基本的なバンド編成なんだね!
先ほどのMacも撤収していて、少し安心。
それぞれのパートは基本的に決まっていましたが、全員が何かしら他の楽器やってておもしろかった。
まずボーカルがエレキギターをヴァイオリンの弓で弾いてたことに驚き。
だからあの不思議な音が出るのか。
その演奏スタイルが影絵になると、なんとも不思議な感じで、人間じゃないみたいだった。
あとキーボードの人がいきなりフルート持ってきて吹いたときもびっくりした。
みんな演奏中も舞台上をてくてく移動して楽器替えてるの。
服装は3人Tシャツにジーンズ?か普通のパンツ。1人はシャツにジーンズ。
かなりラフ。外タレっぽいなあと思った。
ボーカルさんは靴下じゃなかったかな。よく見えなかったけど。
すんごいラフ。
MCはナシ。ずっとノスタルジックで不思議で美しい世界を奏でてくれた。
スクリーンに映し出される映像は子供の映像や水溜りを踏む足元が多かった。
最初ドラムが若干うるさいなあと思ってたけど、途中から気にならなくなったので、最初なにかおかしかったのかなあ。
ボーカルの声が信じられないほどに美しいのですよ。
何か機械使ってるのかなあと思ったけど、マイクロフォンに通してるだけだった。
途中、一瞬声が詰まった瞬間があって、あぁ本当にこの人の声なんだ、と思った。
目の前で歌っている姿を見ても、まだ人間の、目の前にいる青年の声だとは信じられなかった。
「癒し」とは違う、言うなれば「浄化」。
轟音なのに、静寂。
まるで身体が浄化されてふわりと浮かんでいるような感覚だった。
アンコール前にMCが一度あって、ボーカルがなにやらごにょごにょ。
何言ってるかわかんないの(笑
だって、英語でもないし!アイスランド語かな。
一度曲終わりに「Thank you」とは言ってたような気がしたけど。
そしていきなりメンバー3人によるハッピバースデーの曲。
だ、誰?誰の誕生日だよ!?と思いながらもお客さんも手拍子。
結局誰の誕生日かわからないうちにアンコールの始まり(笑
最後もまた最初の演出を使っての演奏。
最初のように音が声が光がどんどんどんどん広がって、最後はストロボのように光の飽和状態に。
素晴らしかった。
メンバーが捌けても拍手と口笛は止まらなかった。
わたしも、拍手する手が止まらなかった。
カーテンコールでメンバーとAMINAが出てきて肩を組んでおじぎ。
出てくるときにメンバーもニコニコ拍手してるの。かわいい。
1回捌けて、また出てきてくれて、今度はもっと客席に近いところに整列、おじぎ。
ボーカルのジョンジー(今調べた/笑)がいつまでもニコニコニコニコ拍手しててかわいかったあ。
そこで電車の時間が気になったので退場してきました。
行ってよかった。
今、レディースデイやらなんやらでちょっとだけ、ほんとにちょっとだけ精神的に参ってたので、
今この時に彼らの音楽に、彼の歌声に触れることができて、よかった。
本当に行ってよかった。
幸せでした。
今日、ちゃんと「let's dance」購入しましたよ。
それについてはまた明日。
とりあえず聴きました。
とりあえず少し笑いました。