
今や社会の新マナーになりつつあるソーシャルディスタンス、
ということで、こないだのライブの前、各人の距離感を意識して、
いつものリハスタジオの中でも、やや広めの部屋にてゲネプロをしました。
お部屋の入り口のサインもちょっとおしゃれだったので、記念に撮っておきました。
今日も東京は冷たい雨が降っていて、それで思い出した話があるので書いてみたいとおもいます。
ちょっと前の小雨の日の昼間のことです。
すぐ近所におつかいに行ったのですが、家出たときは降ってなかったのと、元来小雨は気にしないタイプなのと、お買い物後に手荷物が増えることを想定して、長い傘を持たずにお店に向かいました。
で、お買い物を終えて、帰りには案の定、やや小降りの雨が降り始め、
本降りになる前にと速足で歩いていた矢先、渡ろうと思っていた横断歩道の信号が赤になりました。
若干面倒なことになったなーと思いながらも、
真面目に立ち止まり、おとなしく待っていたところ、
なにやらわたしの右側に気配が。
で、右を向いたら、
何と見知らぬ初老のご婦人(平たく言うとおばあちゃま)が、
わたしをご自身の傘に入れてくださっているではないですか!
びっくりしたわたしは、「わ、すみません!」と思わず言って、
バッグの中に入れっぱなしの折りたたみ傘を急いで探そうとしたら、
「青になるまでだけね」
と、ご婦人はにっこりして傘に入れ続けてくださいました。
結果的にわたしの折りたたみ傘はすぐに見つかり、
無事に別々の傘の中で信号待ちをすることができ、
横断歩道を渡ったところで、もう一度お礼を言って、それぞれ家路を急ぎました。
猛然と折りたたみを探している間、とっさに、
傘の中って狭いし、ご婦人の年齢を想像すると、
他人でしかも明らかに軽装でうわついてそうな人(←わたし)と相合傘するなんて、
もしかしたらこれはわたしのせいで、ソーシャルディスタンス的には、大変デンジャラスなシチュエーションを作ってしまっているのではないか…?!、と、勝手に心配になりつつも、
(※ただし、当時わたしもご婦人もマスク着用)
そんな「予防的ニューノーマル」うんぬんよりも、そのひとの「ニューノーマル以前からあった自然なやさしさ」がぱっと日常の行動に出るなんて、
すてきなことだな、と、帰り道で(そしてそのあとも)素直に感動してしまいました。
元はといえばわたしがものぐさだったせいで知らない方にもいらぬご迷惑をおかけしてしまい、よろしくなかったのですが、
わずかな時間のちょっとしたやさしささえも、以前よりももっと大きな意味がある気がして、
それをわすれずに暮らしたいものです。
べえす かえ