親父 | 点滅信号に感情移入

点滅信号に感情移入

甘ずっぱい独身生活 音楽 猥雑 その他愛しいもの なんしか日々。

ある日突然、一枚10万円の羽毛掛け布団を家族4人分、謎の卸問屋の直販で購入してきたり、

道頓堀でYKZをタコ殴りにしたとかで、菅原文太なみに返り血を浴びたボロボロのスーツで近鉄特急に乗ってベロンベロンで帰ってきたり、

急性アル中で入院したときに、朝まで絶対安静と言われていたにも関わらず、点滴の針を自分で引っこ抜き、「治った」とか言って血まみれで帰宅してきたり、

何かにつけ盾突いてばかりだった反抗期の僕の前歯を、なんの躊躇もなく鉄拳で2度粉砕したり、

会社と揉めてリストラ、その後始めた自分の会社で、運転資金という目的でこさえた借金の残りを僕の貯金で完済したり、

とにかく家族に迷惑や心配ばかりかける無茶苦茶な親父で、今でもあまり関わりたくないのですが、笑

いま振り返ると、家族のためを思ってやったことがことごとく裏目に出たことも多くて、そう考えると可哀相な人ではあります。

ですがやっぱり、

歳を重ねて、少しは父親に対する「苛立ち」や、「失望」などのネガティブな感情が和らいだことは事実です。

子供の頃に抱いていた父親への反感や怒りは根が深く、今でもたまに深い話になると、「やっぱりマジな話なんてするんじゃなかった」と後悔して終わることがほとんどで、同情や共感は全くできませんが。

そんな風だから、父親との良好な関係っていうのがまだよくわかりません。ましてや良好な夫婦仲なんて、さっぱりわからないまま大人になってしまいました。


「概ね良好な夫婦関係」と「概ね良好な家族関係」。

もし僕が幸運にも、その二つを手に入れることができたら、とても幸せなのだと思います。

そんな親父から謎の不在着信が入っていましたが、かけなおそうかどうしたものかとマンジリとしている間に、寝る時間になってしまいました。

まあ、放置ってことで。

血の繋がりってヤツは、いくつになってもめんどくさいです。