マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」につき、この世に生を受けてからの15回目くらいのマイブームが到来中。
荒木飛呂彦先生のインタビューをネットで何回も見る。
自分を否定しない、
たとえその人間が悪人であっても。
悪い人間も、正義の味方も、それぞれを肯定して、それぞれグッと一歩前に出る。
悪人は、「オレはこれでいいんだ」
正義の味方は、「悪をシバくのだ」
そういう一歩。
そうすると必ず衝突が起こるが、そこでガツンッとするのが、少年マンガとしては正しいし、そこがおもしろい。
悪い人間になってしまった人には、恐らく過去につらい経験や、悪くならざるを得なかった事実が
存在しているはずですが、
正義の味方が「あー、そういうツライ経験があったのね、かわいそうだね」なんていう、シンパシーを抱くのは、
少年マンガとしては正しくないし、要らない。
完全なる勧善懲悪。
この世の清と濁、希望も絶望も何もかもを飲み込んで昇華する、人間賛歌。
マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」の根底に流れる「人間賛歌」という考え方。これが好きなんです。
全てを一度肯定的に受け止めて、そこに悪が悪で存在するなら、正義の味方が徹底して叩き潰す。
善悪問わず、一切の迷いがない、揺るぎ無い「覚悟」を決めた人間の輝く瞬間。
作品自体の緻密な構成や、詳細な戦闘心理の描写。
爽やかでありながら、変質的で残酷。
ありえないほどに散りばめられたエスプリや「とんち」・・・。
好きな点を挙げればキリがありません。
やっぱ天才だわ、荒木飛呂彦先生。