アルフィー | 点滅信号に感情移入

点滅信号に感情移入

甘ずっぱい独身生活 音楽 猥雑 その他愛しいもの なんしか日々。

高見沢さんの方ではなく、映画のタイトルです。
ジュード・ロウ主演の、リメイクもの(原作は60年代の英映画)です。

モテモテイケメンの根なし草アルフィーが、マンハッタンを舞台に浮き名を流しまくる物語です。

アルフィーを取り巻く女性達はそれぞれにとても魅力的(演じる女優陣もグーです。)ですが、

アルフィーは一人に落ち着こうとはせず、お気楽な生活を続けます。

しかし、そんな無責任な生活は当然長くは続かず、

ある出来事を境に歯車が狂っていきます。

それが、アルフィーの人生観にある変化をもたらすきっかけとなり、

「人生とは?愛とは?」と、

おそらく誰もが答えに辿り着けない問いを、

自らに投げかけるようになっていく過程を描いたお話です。


マンハッタンという、世界から見れば別世界、夢うつつのような街が舞台になっているからこそ、

「こんな生き方もアリ?」と思える感覚、

それがこの映画にはあるように思います。

(‥倫理的な観点は野暮として)


賛否両論あるとは思いますが、

映画としてシンプル、やりすぎず、全体的に軽薄、配役が皆ハマっている等の理由で、

僕は好きです。


しかし日本国奈良県で同じことを行えば、

間違いなくマイリトルボーイをちょん切られた挙げ句、

猿沢池に沈められ、亀や鯉の餌に成り果てると思います。


そういえば、

このアルフィー的生き方を大阪市中央区で実践している身の程知らずの友人「S」、

彼がしきりに

「淋しい」「虚しい」

と呟いていたのを思い出しました。


最近、連絡がない「S」、

淀川に沈んでいないか、ちょっと心配です。


この映画を見てもうひとつ思い出すこと。


以前、彼女にこの映画をうっかり見せてしまったときの、



「ははは、こんなんしたいんか、おのれは」



という、低く抑えた声。