前から買おうか迷っていたのですが、たまたま読む本が無かったので購入。2012年12月発行なので割りと新しい本です。

内容としては、最近、はやっているクロスボーダーM&Aを成功させるためには、ターゲット選定からPMIまでで何が必要かを示した本。テクニカルな話はなくて、大局的に何をすべきかについて纏めた本でした。

この領域について造詣が深くない私にとっては、一連の流れが分かり、大変勉強になりました。来月にもう一回読み直そうかと思ってます。

以下、なんとなくコメントです。

1.相対を狙う

買収は入札形式ではなく、相対ディールを狙うとあり、それが高値摑みを回避する策として出てますが、海外企業の相対ディール、意味は分かるのですが、なかなかムズかしそうですね。買収提案書の作成にあたっては、自分の会社のことを語った上で、将来的なビジネスの展望を描く。そして定量的な情報を含める。でも良い経験になりそうですね。

2.事業の売却

事業の売却にあたっては、「まずは分社化」して価値の再定義をするという点になるほどと思いました。

3.ディールの中止の判断

「目指していた戦略的な目標を達成する代替案はあるか」「ターゲット企業を競争相手に買収された場合の分析」を行って判断というのもなるほどと感じました。(もちろん、様々な経験をされている方にとっては当たり前なんでしょうけど。。笑

4.計画のギャップ

計画のギャップを解決する上では、シナジー効果の定義、定量化が必要。確かに。この定量化の具体的な方法について興味があります。

5.PMIのポイント

投資先、買収先の「経営の見える化」が大事なのはそのとおり。また、日本企業が買収先に日本企業のカルチャーを一気に移植しようとしても失敗するというのも納得。

海外の企業は、チェックする指標や期間を定めしっかりCFベースでモニタリングをしているとあるが、どの程度しているんでしょうね。

6.ポストM&Aは経営そのもの

その経験や知見を属人化されたノウハウにとどめず、M&Aを進めていく上で必要となるナレッジを蓄積し、組織内で誰もが容易にアクセスできる形にしておく。独自のマニュアル的なもの、「プレイブック」の策定。

確かに。自社流のM&Aのやり方をブラッシュアップし、組織内でノウハウ化するのは良い作戦ですね。