ネタばれ注意:
懲りずに池井戸作品を読んでしまいました。今回は、東京中央銀行と子会社である証券会社の買収を巡る合戦。当初銀行子会社の証券会社にIT企業の雄、電脳雑技集団から東京スパイラルの敵対買収案件が回ってくるものの、途中で親会社の銀行の証券部門に案件を持っていかれてしまう。銀行からの出向者である半沢は証券会社の社長からその責任を問われてしまう。
これは、銀行への復帰を狙う出向者の一人諸田が銀行の証券部に情報を流したことによるもの。銀行は、市場外取引により、3割の東京スパイラル株式を取得し、その後TOBをかけるいう作戦を実行。東京スパイラルの社長の瀬名は対応に苦慮。そこに現れたのが中小証券の大洋証券。敵対的買収として第三者割当増資を行うことを提案。そして、ホワイトナイトとして、PC・周辺機器販売大手のフォックスがいることをほのめかす。
この出来すぎたスキームは、東京中央銀行が考えたもので、業績が悪化しているフォックスの再建回収を視野に入れ、ホワイトナイトとして現れたフォックスを最終的には電脳雑技集団が買収するというからくり。電脳雑技集団は、フォックスとのシナジーなどはまったく気にしておらず、何としてもライバルかつ業績の良い東京スパイラルを買収したいと考えている。
半沢はこのからくりに気づき、部下の森山(証券会社採用の社員)と親会社のたてつき、買収防衛策を検討する。森山は瀬名社長と幼い頃から既知の仲であり、助けたいという強い気持ちもある。
新たな買収防衛策は、フォックスを逆に買収する案である。瀬名社長は、フォックスの子会社であるコペルニクスにシナジー効果があると考え、アメリカに打って出ようと考える。フォックスの社長は電脳雑技集団とは違い、会社のシナジーを考える東京スパイラルに買収されることに心を動かされ最終的に決断する。
半沢はこの新しいシナジー効果のある企業戦略をマスコミ等を使い大々的に喧伝し、東京スパイラルの株価をつりあげていく。結果として、TOB価格を超えることになり、電脳雑技集団の買占めは滞る。そしてTOB価格をあげるために、電脳雑技集団と銀行は追加融資を検討する。
しかし、そこで半沢はあることに気づく。なぜ、当初に買収案件を電脳雑技集団が、東京中央銀行ではなく、小規模の証券会社に持ち込んだのか。調べていくうちに、過去の粉飾があり、東京中央銀行はメイン先で様々な情報があり、そこをつかまれることを恐れたからであることに気づく。
半沢は、銀行の追加融資を決める取締役会に乗り込み、その事実を伝え、取締役会に追加融資のとりやめを決めさせる。
その後、銀行では銀行にたてついた半沢の処遇が問題になるが、頭取の英断により、銀行の危機を救った半沢は出世街道に復活することになる。
本文中で、半沢がロスジェネの森山に言う一言。
「だが、お前たちは違う。お前たちには社会に対する疑問や反感という、我々の世代にはないフィルターがあり、根強い問題意識があるはずだ。世の中を変えていけるとすればお前たちの世代なんだよ。失われた十年に世の中に出た者だけが、あるいは、さらにその下の世代が、これからの十年で世の中を変える資格が得られるのかもしれない。ロスジェネの逆襲はこれからはじまるとおれは期待している」
自分もロスジェネ世代。頑張らないと!
懲りずに池井戸作品を読んでしまいました。今回は、東京中央銀行と子会社である証券会社の買収を巡る合戦。当初銀行子会社の証券会社にIT企業の雄、電脳雑技集団から東京スパイラルの敵対買収案件が回ってくるものの、途中で親会社の銀行の証券部門に案件を持っていかれてしまう。銀行からの出向者である半沢は証券会社の社長からその責任を問われてしまう。
これは、銀行への復帰を狙う出向者の一人諸田が銀行の証券部に情報を流したことによるもの。銀行は、市場外取引により、3割の東京スパイラル株式を取得し、その後TOBをかけるいう作戦を実行。東京スパイラルの社長の瀬名は対応に苦慮。そこに現れたのが中小証券の大洋証券。敵対的買収として第三者割当増資を行うことを提案。そして、ホワイトナイトとして、PC・周辺機器販売大手のフォックスがいることをほのめかす。
この出来すぎたスキームは、東京中央銀行が考えたもので、業績が悪化しているフォックスの再建回収を視野に入れ、ホワイトナイトとして現れたフォックスを最終的には電脳雑技集団が買収するというからくり。電脳雑技集団は、フォックスとのシナジーなどはまったく気にしておらず、何としてもライバルかつ業績の良い東京スパイラルを買収したいと考えている。
半沢はこのからくりに気づき、部下の森山(証券会社採用の社員)と親会社のたてつき、買収防衛策を検討する。森山は瀬名社長と幼い頃から既知の仲であり、助けたいという強い気持ちもある。
新たな買収防衛策は、フォックスを逆に買収する案である。瀬名社長は、フォックスの子会社であるコペルニクスにシナジー効果があると考え、アメリカに打って出ようと考える。フォックスの社長は電脳雑技集団とは違い、会社のシナジーを考える東京スパイラルに買収されることに心を動かされ最終的に決断する。
半沢はこの新しいシナジー効果のある企業戦略をマスコミ等を使い大々的に喧伝し、東京スパイラルの株価をつりあげていく。結果として、TOB価格を超えることになり、電脳雑技集団の買占めは滞る。そしてTOB価格をあげるために、電脳雑技集団と銀行は追加融資を検討する。
しかし、そこで半沢はあることに気づく。なぜ、当初に買収案件を電脳雑技集団が、東京中央銀行ではなく、小規模の証券会社に持ち込んだのか。調べていくうちに、過去の粉飾があり、東京中央銀行はメイン先で様々な情報があり、そこをつかまれることを恐れたからであることに気づく。
半沢は、銀行の追加融資を決める取締役会に乗り込み、その事実を伝え、取締役会に追加融資のとりやめを決めさせる。
その後、銀行では銀行にたてついた半沢の処遇が問題になるが、頭取の英断により、銀行の危機を救った半沢は出世街道に復活することになる。
本文中で、半沢がロスジェネの森山に言う一言。
「だが、お前たちは違う。お前たちには社会に対する疑問や反感という、我々の世代にはないフィルターがあり、根強い問題意識があるはずだ。世の中を変えていけるとすればお前たちの世代なんだよ。失われた十年に世の中に出た者だけが、あるいは、さらにその下の世代が、これからの十年で世の中を変える資格が得られるのかもしれない。ロスジェネの逆襲はこれからはじまるとおれは期待している」
自分もロスジェネ世代。頑張らないと!