湊かなえの告白に続く第2弾。壮絶さは、告白と同様で、構成自体もほぼ同じ仕上がりとなっております。

足立麻子は、子供のエミリを不審者である南条弘章に陵辱された上に殺されてしまう。そして不審者にえらばれたのはエミリであったが、その場には、紗英、真紀、由佳、晶子の4人がいたものの、彼女たちは選ばれなかった。

エミリの死後、4人に、汚い言葉を並べ、「あんたたちは人殺しよ!わたしはあんたたちを絶対に許さない。時効までに犯人を見つけなさい。それができないのなら、わたしが納得できるような償いをしなさい。」という。この結果、4人は色々な意味でトラウマを抱え、生活していくことになる。そして、それぞれの不幸が、「フランス人形」、「PTA臨時総会」、「くまの兄弟」、「とつきとおか」という形で描かれる。旦那を殺してしまうもの、実の兄を殺してしまうもの、子供を襲うもの、義兄を殺すもの様々である。(参考;要約がきっちりとなされているブログ

最後の章は、足立麻子の不幸であり、実は南条はエミリの父親であったという仕上がりになる。最後の南条と足立のやり取りが抜けていることからやや物足りなさが残る。というか、「で?」という気持ちにさせられる。このあたりがしっかり書いてあるとよいのだけど・・