最近読書量が落ちていて悩み気味ですが、ようやく先週読み終わったのが慎太郎の最新作。
東日本大震災を天罰といい物議を醸した慎太郎だが、本著では、現状の日本を打破するためにすべきものを精神論の観点を中心に論議。
1.結論
日本は日本人そのものを表している以上、日本人が変わらないといけない。米国の下の安全保障を前提とした根拠のない平和の中で我欲(金銭欲、物欲、性欲)に乱れ廃れきった日本人の性根を叩き直す必要がある。
2.なかなか心をうつ表現
「現代の多くの日本人の人生、生活を占めているのは物心的な物欲、金銭欲でしかない。それは衝動的な、人間として薄っぺらな感情でしかない。そして日本の今の政治はひたすらそれに媚びるしかない。それもまた政治家としての堕落に他ならない。ポピュリズムなどという外国語をもってしても、それは卑屈な姿勢ということだ。そうした堕落の構造の中では国家は、周りからの軽悔の内に徒に衰微していくのです。我々は今その大きな渦の中のいるのです」
3.具体的な対応策
(1)若者の兵役の義務化
(2)空軍を使った東アジアの制空権を日本が握る
(3)核を保有する(所詮核を保有する国家が外交では強い、日本は世界で唯一核を保有する権利を持っている)
(4)性風俗の制限(携帯等の情報があまりにありすぎ、若年者が使いこなせる量ははるかに多すぎる)
(5)本気の恋愛をする 等
4.感想
まあ、なんというか極端な意見もあるが、間違いない分析もあると思料。結局は日本が復興するには個人が自身に磨きをかけることが大事。
性風俗は当然ストレス解放等の副次効果が期待できるのであるべきだが、本筋は自分磨きが必須。与えられた仕事をやるだけではなく、自分自身で考え、社内だけでなく、社外で評価される人材を目指す、そんな風土が日本に改めて広がった時に、日本再興のチャンスがおとづれるのだと思う。