第13回企画調整部会会議録が金融庁のホームページで閲覧できるのですが、今回のIASBによるIAS39号の改訂について斎藤教授が以下のようにコメントしています。


「ただ1つ、見過ごされがちな点ですが、この事態で出てきた重要な点は、実はIASBがこういう決定をすることができたのはアメリカの基準が違っていたからという事実です。アメリカの基準もIASBの基準も全く同じだったら今回のような変更はできなかった。つまり債券やローンの分類替えというのは、基本的にIASBが徹底してなくそうとしてきたインテント・ベースのやり方、つまり意図に基づく処理であって、これを徹底的に攻撃してきたわけですね。その基準にころっと変えるということは普通ならできない。それをアメリカがやっているからいいじゃないか、対等の条件を確保するのだという口実でやったわけで、要はアメリカの基準が違っていたことがIASBを救った、そういう面があるのですね。


かなり鋭い考察だと思います。ちょっと見逃していましたが、確かに今までとIFRSはやり方を変えていますが、FASBとのコンバージェンスの一環という貌をとることにより、なんとなくうまく変更してしまっているってことなんですよね。


確かに単一の会計基準にしてしまうっていうのはリスキーといえばリスキーです。特に有事の際には。日本にはアダプションなのかコンバージェンスなのかという根本的な問題が残っていますが、経理をやっている人間としてはとても面倒ですが、日本基準とIFRSが両方あるってのも将来もしかしたら、プラスがあるのかもなんて今思ってます。しかし、マイナスのほうが現状多すぎますが(笑)


いや、国際会計基準面白い!