心房細動の記録その2
夜中に心臓がおかしな鼓動をして救急搬送されたはなし。
意識はあるものの、とても目を開けていられる状況ではなかった。
意外と目からの情報処理はエネルギーを使う。
近くの大学病院に搬送されどうやら処置室に入ったようだ。
心臓は相変わらず背中まで揺るがすようにブルブル震えながら強く鼓動している。
意識はあるとはいえ、朦朧としているなか、点滴や計測機器を手際よく取り付けられていた。
しばらくすると、頻脈などというワードが聞こえてくる。
〇〇かな~、▲▲じゃないよねーとかいう会話が飛び交う。
一生懸命診断をしてくれているのだ。
医師は少なくとも二人はいるようだ。
いや~なんだろうねーと、とにかく処置がわからないよぉと受け取れるような会話で(実際は深刻じゃないから軽い気持ちで発しているだけなのかもしれないが)医療ド素人の本人にしてみると、不安になるような会話に聞こえた。身体も不快な状態に、メンタルもやられかけるというなかなかしんどい時間だった。
どんなタイミングだったかわからないが、当直であろう若い医師から少し貧血もあるけどとにかく脈が早いし、動悸も不快ですよね、これを止めてみましょうと。「今すぐ命に関わる状態ではないですよ~」と教えてもらう。
たしか、脈拍が150くらいあるとか言っていた気がする。
いや、もっと早かったかもしれない。
ただし、動悸を止めるにはどの方法が合うか、人それぞれだそうでいろいろやってみないとわからないものなのだとか。
早速、投薬が始まった。