卒園式 | ORANGEの備忘記録

卒園式

歩行訓練のリハビリが、少し進んだ頃、次男の卒園式があった。

卒園式にはとても思い入れがあった。

それまで保育園でのんびり朗らか自由に生活していた。

働いている親になるべく負担にならないようにと、園で出来ることは何でもしてくれていた。

ところが、後1年で卒園というときに、急にこちらへ転勤で転居する事に。
こちらでは、右も左もわからない環境、しばらく専業主婦になって生活と子育てに集中する覚悟で、次男を幼稚園へ入れた。

ところが、保育園とは真逆のリズム。
親が関われる事には徹底して、あれこれ作業や役割があった。

子供も、苦労していた。
今までは、できないことはムリさせない、みんな足並み揃っていなくても、個性とされていた雰囲気があった。
ところが幼稚園では、みんなが足並み揃えて、ステップアップしましょうね!
やりたくない事は、この次、やりましょうね!

と、常に高みへと引っ張っていかれる。

子供は、初めて新しい環境に入るわ、あれこれ課題があるわで、しばらく馴染めず、心配された。

しかし、次第に要求されることが出来るようになると、しまいには30分近い上演のお芝居を、クラスで発表出来るまでになった。
おまけにクラスの子供達全員、誰の代役でもお互い瞬時に交替できるという。

何にもできずに戸惑っていた子が、ここまで成長したのは、ひとえに幼稚園の先生のおかげである。

子供も、この先生の事を未だに懐かしがる。

そんなこともあって、その幼稚園の卒園式には出席したかった。
先生方、ママさん達に会って御礼したかった。

でもそれが残念ながら、自分の不注意で叶わなくなった。

悔やんでもどうにもならない。

夫と、義母に任せておくことにした。

今思い出しても、胸が詰まる。