私、若いんです | ORANGEの備忘記録

私、若いんです

入院してから、何度も医師に確認される「足の痺れ」

昨日は平気でも、今日痺れが出ることもあるという。

毎日、確認してもらっていた。

幸いに、ひしゃげた骨は神経には触れておらず、手術をする必要もないようだ。
いわゆる温存療法で、自然に治癒して行くのを待つ。

担当の若い医師から、本当に神経に異常がなくて良かった、と何度となく言われた。

酷い場合、下半身に麻痺が出て、車椅子生活もあるんだ、と。
そうなるか、ならないかは紙一重。

後に夫からも、車椅子生活が一瞬頭をよぎった事を言われた。
心配かけてすまない…。

その医師にもう一つよく言われたのが「まだ若いから治りがはやいですね」

!!

仮にもアラフォー世代の私に、20代の若者から言われるのはさすがに違和感があった。

「あたしゃ、そんなに若くないワイ!」

怪我における「若い」とは、10代、20代と思っていたからだ。

よくよく調べてみると、腰椎圧迫骨折は、高齢の方に多いらしい。

生活の中でうっかりバランスを崩し、シリモチをついたとたん、骨粗鬆症でモロくなっていた骨が…というパターン。

高齢の方の骨折は、どの箇所であれそのまま寝たきりになる原因の一つだと聞いたことがある。
ましてや背骨だったらより深刻だ。

確かに、そのカテゴリーの中であれば、私はまだ若い。
自然治癒も望める。
そういった意味での「まだ若い」だった。

そこで一つ心配になったのが、骨密度だ。

もしかして、私も骨粗鬆症だったから潰れたりひびが入ったりしたのか??

「落ちた時の高さと距離が充分ありますから。」そんな状況なら健康な骨だって潰れる、という意味だ。

私は、たたみかけるように「そうですか」と苦笑いした。



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