視界の情報量
いよいよ、ソリに乗せられて移動する事になった。
この頃には、まだ動けないにしても、だいぶ調子を取り戻してきていた。
それまでは、痛みで全身の情報伝達機能のような機能が「おちて」いた。だから目を開けて、視界から入ってくる情報量は多すぎて、処理出来なかった。
本当は目を開けて、会話もできたと思う。けれど、目はほとんど開けていなかった。動けない体で目を開けたところで、いい情報は入って来ない。
心配する多くの顔を見てしまうだけだ。
普段、視界の情報量がどれだけあるかなんて、気にもかけなかった。
でも、この時はこういった不思議な感覚に陥っていた。
周りでどんな作業が始まるのか目で確かめることなく、なにやら硬い板に乗せられて、それからソリでゲレンデを降りた。
この時も記憶が曖昧で、人がスキーで滑りながら、ソリを運んでくれたのか、はたまたスノーモービルの後ろで牽引のようにされていたのか。
とにもかくにも、駐車場までたどり着いた。
Android携帯からの投稿
この頃には、まだ動けないにしても、だいぶ調子を取り戻してきていた。
それまでは、痛みで全身の情報伝達機能のような機能が「おちて」いた。だから目を開けて、視界から入ってくる情報量は多すぎて、処理出来なかった。
本当は目を開けて、会話もできたと思う。けれど、目はほとんど開けていなかった。動けない体で目を開けたところで、いい情報は入って来ない。
心配する多くの顔を見てしまうだけだ。
普段、視界の情報量がどれだけあるかなんて、気にもかけなかった。
でも、この時はこういった不思議な感覚に陥っていた。
周りでどんな作業が始まるのか目で確かめることなく、なにやら硬い板に乗せられて、それからソリでゲレンデを降りた。
この時も記憶が曖昧で、人がスキーで滑りながら、ソリを運んでくれたのか、はたまたスノーモービルの後ろで牽引のようにされていたのか。
とにもかくにも、駐車場までたどり着いた。
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