動けない
全身に衝撃があった次は、お尻がひどく痛い。
派手に尻餅をついていた。
いつもの転倒なら、どんなに痛くても、照れ隠ししながら、起き上がることができる。
しかし、この時ばかりは、衝撃と痛さで呼吸もままならない。
遠くに夫と子供達が見えたが、目を開けてもいられなかった…。
いつものように、自然に痛みが消えるのを待った。
しかしいつまでも痛みは消えることなく、呼吸も全く整う気配がない。
するとそのうち、「大丈夫ですか?」と女性の声がした。
ゲレンデは、週末でそこそこにぎわっていた。痛みに耐えながらも意識ははっきりしていて、この状況を目撃した人によって、いずれ誰かに声を掛けてもらえるであろう事は考えていた。
とてもありがたかった。
「大丈夫ですか?」
その問いに答えたかった。
でも実際出来たことは、微動だにできないまま、一度頷く事だけだった。
意識は失っていませんよ、という精一杯のジェスチャーだった。
この時声を掛けてくださった女性にお礼を言えずじまいになった。
痛みで目を開けていられなかったから姿もわからない。
スキーヤーかスノーボーダーかもわからない。
その後、先を滑っていた夫が異変に気づき、ゲレンデを戻って来てくれた。
きっとその時夫が、その女性にお礼を言ってくれているはずだ。
夫が来てくれて安心したのか、そのあたりの記憶があまりない。
声を掛けてくださった女性、その節は本当にありがとうございました。そして、さぞ驚いたことでしょう。驚かせてゴメンナサイ。
Android携帯からの投稿
派手に尻餅をついていた。
いつもの転倒なら、どんなに痛くても、照れ隠ししながら、起き上がることができる。
しかし、この時ばかりは、衝撃と痛さで呼吸もままならない。
遠くに夫と子供達が見えたが、目を開けてもいられなかった…。
いつものように、自然に痛みが消えるのを待った。
しかしいつまでも痛みは消えることなく、呼吸も全く整う気配がない。
するとそのうち、「大丈夫ですか?」と女性の声がした。
ゲレンデは、週末でそこそこにぎわっていた。痛みに耐えながらも意識ははっきりしていて、この状況を目撃した人によって、いずれ誰かに声を掛けてもらえるであろう事は考えていた。
とてもありがたかった。
「大丈夫ですか?」
その問いに答えたかった。
でも実際出来たことは、微動だにできないまま、一度頷く事だけだった。
意識は失っていませんよ、という精一杯のジェスチャーだった。
この時声を掛けてくださった女性にお礼を言えずじまいになった。
痛みで目を開けていられなかったから姿もわからない。
スキーヤーかスノーボーダーかもわからない。
その後、先を滑っていた夫が異変に気づき、ゲレンデを戻って来てくれた。
きっとその時夫が、その女性にお礼を言ってくれているはずだ。
夫が来てくれて安心したのか、そのあたりの記憶があまりない。
声を掛けてくださった女性、その節は本当にありがとうございました。そして、さぞ驚いたことでしょう。驚かせてゴメンナサイ。
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