お肌の悩みランキングで上位に挙がるのが、
20代では「ニキビ・吹き出物」「毛穴の黒ずみ」「乾燥」なのに対し、
40代以降になると「シミ・そばかす」「たるみ」「シワ」が、
揺るぎない上位の肌悩みとなるようです
そこで、年齢を重ねても綺麗なお肌を保つために、
今回は「シワ」について注目してみたいと思います
シワとは!?
しわは、皮膚に形成される線と折り目です。
シワの中には、深い裂け目や畝になるものもあり、特に目、口、首の周りに目立ちます。
シワの原因
しわはさまざまな要因の組み合わせによって引き起こされます。
コントロールできるものもあれば、コントロールできないものもあります。
● 年齢
年齢を重ねるにつれて、皮膚は自然に弾力性がなくなり、もろくなります。
天然皮脂の生成が減少すると、肌が乾燥し、しわが寄って見えます
皮膚のより深い層の脂肪が減少します。
これにより、肌がたるんで垂れ下がり、線や割れ目が目立ちやすくなります
● 紫外 (UV) 光への露出
自然な老化プロセスを促進する紫外線は、初期のしわの主な原因です。
紫外線にさらされると、皮膚の結合組織 (皮膚のより深い層 (真皮)
にあるコラーゲンとエラスチン繊維) が破壊されます
支持結合組織がなければ、皮膚は強度と柔軟性を失います。
その後、皮膚はたるみ始め、時期尚早にしわができます。
● 喫煙
喫煙は皮膚の通常の老化プロセスを加速させ、しわの原因となります。
これは、コラーゲンに対する喫煙の影響による可能性があります。
● 繰り返される姿勢や表情
目を細めたり笑ったりするなどの顔の動きや表情は、小じわやしわの原因となります。
顔の筋肉を使うたびに、皮膚の表面の下に溝が形成されます
また、皮膚は年齢とともに柔軟性を失い、元の位置に戻ることができなくなります。
これらの溝は、顔の恒久的な特徴になります。
シワの種類
(1)乾燥小ジワ
乾燥小ジワは、肌の乾燥により肌を守る「バリア機能」が低下することで生じます。
バリア機能とは肌表面にある角質層がうるおいを蓄え、
乾燥と外部刺激から肌を守る機能のことです
通常肌はバリア機能が働くことで潤いやハリを保つことができます
しかし、エアコンを長時間浴びたり、スキンケアを怠ったり等、
様々な原因で肌が乾燥すると、肌のバリア機能が低下してしまいます
そして、バリア機能が低下した状態で何も対策を行わないまま時間が経つと、
さらにダメージを受けやすくなり、最終的に乾燥小ジワができてしまうのです。
できやすい部位
● 目の周り(まぶた、目元、目尻、目の下)
● 頬・口元
(2)癖ジワ
「癖ジワ」は日頃の表情の癖がシワとなって定着することでできるものです。
例えば、顔をしかめた時に眉間にできる線や
目を大きく開いた時におでこにできる横線を想像してみてください
それらは1度や2度繰り返すだけではシワとして定着することはありません。
しかし、長い期間に渡って何度も繰り返すことで、
肌に定着してしまい癖ジワとなります
できやすい部位
● おでこ
● 眉間
● 目の周り(まぶた、目元、目尻、目の下)
● 頬・口元
● 首
(3)肌の奥のシワ
肌の奥のシワは、年齢とともに肌の機能が衰えることによって引き起こされます。
年齢を重ねるにつれて、肌のハリや潤いを保つコラーゲンや
エラスチンの数が徐々に減少したり衰えたりするからです。
コラーゲンやエラスチンが減少した肌は、肌を支えることができず、弾力が失われた状態です。
すると、肌に深い溝ができ肌の奥にシワができてしまうのです
できやすい部位
● 目の周り(まぶた、目元、目尻、目の下)
● 頬・口元
シワの原因と種類は分かったけど、どうしたら??
次のページでは、シワのできやすい部位をチェックし、
シワのお悩み解決方法をご紹介したいと思います
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