引越ししてきて通い始めた一つのクリーニング屋。
気さくに話すおばさんの後ろでテキパキと働く君を、俺は親子だと思ってた。
週に一度、週末にだけ行くクリーニング。
気分のいい接客対応をする、そんなクリーニングだった。

時々、おばさんではなく同い年くらいの女の子もいたね。
その時は君が前に立って気持ちよく接客してたよ。相変わらずテキパキと。
でも、二人は仲良しだった。
とある日、俺は知恵の輪を持っていったら、もう一人の女の子が楽しそうにやっていた。
茶髪で、いつもブスっとしながら、君と違って愛想がいいわけではないけど、
二人で知恵の輪をやってた。
二人で冗談っぽくもう止めたいなぁなんて行ってたね。

翌週、クリーニング屋に行ったらおばさんだけだった。
いきなり置き手紙があって、二人揃って辞めた、と。

なんというか、最近の子はこんな感じなのかぁ・・・と、ただそう思ったよ。

ただ、俺はもちろん、君の事を何も知らなかった。君は大変だったんだね。
しばらく経った、とある日に、あの子はいい子だったのにねぇ・・と言いながら、おばさんが話し始めた。
君がストーカー行為にあってたこと、店の周りに合成写真などをばら撒かれ大変だったこと。
それでも、俺は何も深く考えなかった。
あの子は大変だったんだ。思ったのはそれだけ。
同情も心配もすることはなかった。
クリーニングで働いてた愛想のいいスタッフ一人が辞めた、そういう事実しかなかったよ。




俺はネット関連に疎い。
ブログって・・・?どうして書くことがあるんだろう、そう思ってた。

今でも、そう思ってる自分がいる。
そんなに続けられない。きっと続かないだろうな。

どうしようもやりきれない怒りを覚え、人としての正しい行動もわからなくなった。
誰を信じていいかもわからない。
ただ、誰も信じないということもない。

どこにも叫べないことがあった。
もしかすると誰かに分かって欲しいのかもしれないが、心底から分かってもらいたいと
欲しているかと自らに問いかけると、そうでない気持ちもある。

何故か今、こうやって書き始めた自分がいる。
ここ最近、携帯メールを開き、送ろうか送らないかを迷いながらメールを打ち、保存を繰り返す自分がいる。
もしかすると書き綴りたいのかもしれない。
だから、初めてのブログ。

俺には特別な女性がいる。いた、というほうが正しいかもしれない。
これまで付き合った女性で、一番大切に思った女性。それは間違いない。
愛したという言葉が適語かはもうわからないけど、今はまだ適語だとは思う。
だから書き綴ろう、そう思った。

読むことはないだろう。でももし読んだら、君は怒るかもしれないな。



出会ったのは2006年の秋から冬になる頃だったな。
君はクリーニング屋でテキパキと働き、愛想のいいスタッフだったよ。
その時はもちろん、まさかこのようになるとは思わなかった。