ゴリラのつぶやき~小学校1年生の気持ち~
1年生①<体の様子や習慣> 幼稚園や保育園時代の特徴を残したままの様子が見られる。 手足をはじめとして急速に子どもらしさが増し、活発な活動期に入る。習慣は基本的な「しつけ」程度のことはできるようになっている。しかし、いろいろな子どもたちであるから、その内容や習熟度はまちまちである。<情緒、関心、意欲> 一般的にこの時期の子どもは「なぜなに時代」と言われ、親や教師に毎日質問攻めをするのが特徴である。興味の継続と発展を促す対応をすることが大切であろう。 また、「まねっこ時代」でもあり、周囲の年長者のしぐさや行動を真似て次第に大人の社会生活に近づこうとする。また、自立しようとする強い傾向がある反面、甘えたりして愛情を求めようとするのもこの時期であり、情緒の安定は最も大切な所である。<思考力、技能> 「空想時代」の最中であり、自分がすぐ虫になったり雲になったりする。それは同時に自然や環境が生きていて自分と話すことができると感じていることであり童話期とも言われる。玩具などは繰り返し扱うので「体で覚える」時期とも言われる。<社会性、道徳性> 自己中心的であり強い自立への願望もあるが必ず助けが必要である。道徳的な規範はまだ大人がいいとすることをいいと判断し、いけないと言っている事柄をいけないと判断する時代である。