越前の日野山は北上する列車では右側車窓から嫌でも目にする。

福井市内からでも目に入り、白山よりも身近。

22年6月4日 南条-王子保 4023M

古くからの霊山で在り、山頂には日野神社奥の院。

麓には尾根を挟んだ2つの集落にそれぞれ日野神社が祀られ

登山道もそれぞれの神社から出ている。

中腹には古い碑も在り信仰の山だと知れる。

 

線路端から見上げると山頂には奥の院の屋根が見え、

撮れそうだと前から想っていたが、全てが見えている山には気圧され

なかなか踏み出せなかった。

 

一念発起し白山前の足慣らしに登る。

しかし、全く撮れる場所無く、山頂も木に隠され無理。

右往左往し、なんとか撮れる場所に辿り着く。

 

日野川が造った平地と越前海岸を分かつ南条山地、そして山地超しの海。

狙い通り日本海敦賀湾を望む。

23年6月25日 南条-王子保 4007M

 

年末、大雪後の晴れ予報の早朝雨の中出発。

雨は早々に止み、朝陽。

少しでも光線の良い内にと登るペースは最大。

 

雪中を行く「しらさぎ」、列車からは想像出来ない日本海。

23年12月24日 南条-王子保 4M

 

日本海・敦賀湾の向こうに薄っすらと立石岬。

列車が特急色で在れば、もっと早く登れていればと後悔。

同 同 4012M

 

半年程で劔岳への足慣らしも含め6回も登った日野山。

改正後登る事は在るだろうか。