アパルトヘイト、人種による分離、隔離を指す言葉であり、南アフリカにおいて1948年に法制として確立され、人種隔離政策が南アフリカの土地と社会のありとあらゆる制度のにおいて以後強力に推進されていった。

 

長い、長い反アパルトヘイト運動の継続の結果として、1994年4月27日に南アフリカ史上初の全人種参加選挙が実施されて、アフリカ民族会議(ANC)は得票率62.65%、252議席を獲得して勝利し、マンデラは大統領に就任した。南アフリカで初の黒人政権・マンデラ大統領が誕生した。

 

アパルトヘイトが廃止されてからすでに四半世紀以上が経過している。

 

人種間の極度な差別が南アフリカの社会に与えてたもの、残したものが何であったのか。

亀裂と差別による支配から脱却して、全人種の融和を計ることがいかに大変なことだったのかは、その社会に生きてきた人にしかわかりえないことだと思う。