昨年の8月初旬に、僕の絵の個展を開いてから、一年余りの時間が経ちました。

 

個展では、経費を差し引いた余剰金をすべて日本ALS協会に寄付することを前提に、来場いただいたみなさんから参加費をいただいたほかに、僕の絵や絵葉書を販売したり、夜の懇親会の会費収入などもあり、会場の借り上げ費用などの経費を差し引いても、トータルで少し黒字になったようでした。

 

ところが、個展が終了した後も、絵や絵葉書の販売が続き、なかなか会計を〆られないうちに、個展を主宰してくれた団体の代表の人が、もともとの難病が悪化して、とても会計処理どころでなくなってしまい、一方で僕自身も人工呼吸器の装着や施設への入居などの生活環境の変化、スマホも電話もできなくなるなど連絡手段の喪失などにより、ずっとそのまま時間だけが過ぎていく状況が続いていました。

 

東京医科歯科大に入院中に、友達が心配して、僕に代わって、その団体の代表にメールをしてくれたのですが、彼女も入院してたようで、ずっと音信不通となっていました。

 

ところが、僕が視線入力システムでメールなどを使えるようになった今年の春ごろになって、その代表の人もFacebookで退院し、少しずつ活動を再開したという投稿を始めたため、メールしてみたところ、何とか連絡が取れ、彼女のご両親にもお手伝いいただき、一年がかりでようやく精算を終え、みなさんへの約束通り、余剰金を寄付することができました。

 

この間一時音信不通が続いたりしたため、代わりに連絡してくれた友達などは、かなり不信感をあらわにしたりしていましたが、彼女らが動いてくれなかったら、個展の開催などできなかったし、多くの人たちとの出会いもなかったのだと思うと、やはり感謝の言葉しかありません。

 

ともあれ、ひとまずの区切りがついて、ほっと一安心。

 

そして、明日は10か月ぶりに、綾瀬の自宅マンションへ一時帰宅です!

久しぶりに自宅に帰って何しようかなぁ。。。