5月の後半から、施設の看護師や介護士のメンバーの一部が入れ替わり、夜勤担当だったあの「俺様看護師」の姿を見なくなりました。

 

そして、少し若い看護師さんが、引継ぎのために、別の夜勤の看護師さんとともに二人体制で一晩担当してくれて、その後は一人での夜勤を担当してくれるようになりました。

その人は愛想も良く、僕の口パクも一生懸命聞いてくれるので、安心して任せられると思っていました。

 

ところが、ここ二週間ほどその看護師さんの顔を見ないなあ、と思っていたら、昨夜突然別の新しい看護師さんが夜勤担当で現れました。

その人の顔は、日勤の時間帯にちらっと見たことがありはしましたが、コミュニケーションを取ったこともなく、一瞬「大丈夫かな?」とは思ったものの、かなりのベテランのようで、痰の吸引なども手馴れていた様子だったので、一抹の不安を抱きつつも、就寝までテレビを観て過ごしていました。

 

そして23時。就寝の時間になって、その看護師さんが現れ、就寝準備を始めようとしたものの、睡眠剤の飲ませ方がわからない!ベッドでの体向の仕方がわからない!挙句に、ナースコールの扱い方がわからない!不安が的中しました。

 

しかも、悪い人ではなさそうではあったものの、ベテランの人にありがちの、人の言うことを聞こうとしない!僕が必死に口パクで伝えようとしても、口元を見ようともしない。。。

寝る前だというのに、グッタリしてしまいました。

 

そういえば、最近日勤の看護師さんも新しい人が二人増えたようなのですが、二人とも人工呼吸器を扱うのが初めてのようで、痰の吸引もおっかなびっくり。。。本当に大丈夫?と不安になります。

 

さらには、新しく来た介護士さんは、僕の口パクを一生懸命に聞こうとはしてくれるものの、いつもとんちんかんな受け取り方をしたうえで、僕の言うことが「わかるようになってきて、嬉しい!」と勝手にご満悦。。。

 

どの人も、「俺様看護師」に比べれば、うんといい人たちなので慣れるしかないかなあとは思いますが、僕のような特殊なケースを受け入れる以上、施設として最低限のスキルを備えた人が、きちんと情報共有を図れるような体制を整えてほしいものだとは思います。

 

ちなみに、看護師さんも介護士さんもかなりシニアな人ばかりのため、ほとんどの人がパソコンの取り扱いができず、フリーズしたときの対応ばかりか、起動やシャットダウンすらできません。

この先、口パクもできなくなり、パソコンでしかコミュニケーションを取れなくなってしまうと、どうなるのか。。。

 

介護現場の人材不足を、日々実感しています。