昨年11月の入院以来、リハビリで車椅子移乗するときと、訪問入浴の時以外は、ずっとベッドの上での生活が続いています。

 

とはいえ、一日中フラットなベッドで寝たきり、という訳ではありません。

 

昼間は視線入力システムとにらめっこしたままの状態を楽に続けられるよう、介護ベッドの背中を26度にセットしてもらいます。

 

そして食事の時には、背中を最大の75度までギャッチアップしてもらいます。

病院のベッドは単純に背中だけが上がるタイプだったので、ギャッジアップした際に足が突っ張ってお腹が圧迫され、苦しい思いをしながら食事をしなければなりませんでしたが、今使っている介護ベッドは足が下がるうえに、ベッド全体が傾く仕掛けになっているため、食事の時もずいぶん楽になりました。

 

ただ最近肩の筋肉がさらに脱落したせいか、身体を起こすと腕の重さで肩が引っ張られて痛むため、食事の際にはバナナ型のクッションで腕を支えるようにしています。

 

(写真は、リハビリの先生が、食事の際にクッションで腕を支えるようにとの注意事項を書いてくれた貼り紙です。)

 

ちなみにバナナクッションというのは、バナナの形をした体向用のクッションです。

これらのクッションは、福祉用具としてレンタルできます。

僕は大と中を一つずつと小を二つレンタルし、大は足元に、小二つは両手の下に置いて、楽なポジションをキープするようにしています。

そして中は食事の際に腕を支えるのと、就寝時に膝の下に敷くのと、二通りに使っています。

 

この膝の下に敷いてもらうのは、夕食介助のヘルパーさんにやってもらいます。そして、そのように膝を少し立てた状態でテレビを観るためにベッドの背中を少し上げてもらうのですが、何故かこの角度のままだと便意が生じても排便には至らないばかりか、ガスも出なくなります。

僕は毎食後に便秘薬である酸化マグネシウムと漢方薬の大建中湯、それに整腸剤まで飲んでいるので、いつも食後にお腹の動きが活発になるのですが、夕食が終わる18時半ごろから就寝する23時ごろまでずっとお腹にガスが溜まったままになるため、だんだん苦しくなります。手術直後に比べたら、かなりマシとはいえ、毎日毎日続くと、さすがにつらいです。

 

ところが、就寝時にベッドの背中をフラットにすると、一気にガスが抜けます。

 

角度によって、出たり出なかったり、苦しかったり楽になったり。。。

人間の身体って面白いです(笑)