パートナーの介助によるトイレの便座への移乗、パンツの上げ下ろしが難しくなってきたため、朝の時間帯にヘルパーさんに来てもらえるよう頼んでいるのですが、早朝の時間のためかなかなか人繰りがつかず、今週はヘルパーさんの時間に合わせて朝食の時間を遅らせてなんとかしのぎました。

でも、これでは出勤もできないし、何よりも体調がおかしくなってしまいそうです。

そのため、まずは採尿器を使い、昼間のヘルパーさんによるトイレ介助の回数を減らし、早朝の時間にシフトさせるとともに、パートナーでもトイレ介助ができるよう、リハビリの先生のアドバイスを受けて、ベッドサイドにリフトを設置し、併せてポータブルトイレを使うことになりました。

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本来なら採尿機の導入が最初のはずですが、業者の都合及び作業療法士さんの都合もあって、先にデモのリフトを設置してもらいました。
さらにこのデモのリフト設置に合わせて、ケアマネからポータブルトイレも導入するようにと提案がありました。

これが思わぬトラブルに…

ケアマネが言うには、リフトはベッドの片側でしか使えないため、車椅子から一旦ベットに移り、そこで車椅子とポータブルトイレを入れ替えて、改めてベッドからポータブルトイレに移乗して用を足すことになる。したがってポータブルトイレはできるだけ軽い方がいい。
以前持ってきたウォシュレット付のポータブルトイレは重すぎて使えない。いずれ手が動かなくなれば、自分でウォシュレットの操作もできなくなるし、そうなればヘルパーさんにお尻を洗ってもらうことになるのだから、軽いものにしておきましょう、ということでした。

僕も、リフトの使い方がそうであれば、軽いポータブルトイレを選ばざるを得ず、お尻のことを気にはなったものの、一旦はそれで同意しました。

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ところが、リフトを設置してくれた業者のおじさんの話によれば、天井にレールを設置するタイプであれば、ベッドの両サイドを簡単に行き来できるため、片側にポータブルトイレを置きっぱなしにし、反対側に車椅子をつければ使えるということでした。

さらには、福祉用具のお兄さんが持ってきたポータブルトイレを見た作業療法士さんの反応が、「ええ?こんな簡便なやつなの?」的な感じで、カラダの位置を保つためにあれこれ必要という話しをするに至り、僕はますます不安になりました。

そもそもポータブルトイレを移動させる必要がないなら、もっと重いタイプでもいいんだし、もともとお尻の弱い僕はウォシュレットでないとだめなので、こんな簡単なトイレは使いたくなかったのです。
さらにそこに作業療法士のリアクションが重なり、トイレを取り替えて欲しいと福祉用具のお兄さんに話したら、一言「トイレは返品ができません!」。
そこで話が止まってしまいました。

夜になって、そうした話をパートナーにしたところ、パートナーも理不尽に感じたようで、ケアマネの会社の手にフレームのメールを送ってくれました。

そして翌日の今日になって、そのメールを見たケアマネから慌ててお詫びの電話があり、改めてリフトとポータブルトイレの設置について、作業療法士さんと相談の上最善の設計にする旨の話をされました。

結局ケアマネは、保険点数のことしか頭になく、利用者が何を求めているかは二の次になっていて、十分な調査や調整もせず、自分たちの考えで話を進めるので、こういうことになってしまうのでしょう。

さらに言えば、介護保険だけでなく医療制度や障害者支援制度などさまざまな制度はあるものの、どれも複雑怪奇で融通が利かず、簡単に利用できないことがそもそもの原因になっているとも思います。



さて、昨日は、作業療法士さんの下で、リフト以外にも車椅子のクッションの選定や、左腕を支える自助具のでもなどもあり、盛りだくさんでちょっとくたびれました。

それを癒すということでもないのですが、今日は朝から訪問入浴で良い気持ちにしてもらいました。

昨年秋に柏の家で風呂に入って以来、風呂の中で足を伸ばすことがなかったので、訪問入浴はとても良かったです。
体全身を2人の女性と1人の男性で洗ってもらい、風呂上がりには耳の掃除と爪切りまで。至れり尽くせりのサービスで、まさに「極楽の湯」でした。

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明日はショートステイで2泊3日のお泊まりです。
また風呂に入れるのがとても楽しみです(^^)