2022年4月12日に紹介した患者様の
術後1年の経過です。
長期オステオポールが
留置されたケースでは
摘出すると
下外側鼻軟骨の変形で
鼻尖が平坦化することがあります。
その場合、鼻中隔延長法が
修正の選択の一つになります。
鼻中隔延長は
鼻先を高くするだけでなく、
変形、軟化、部分欠損した
下外側鼻軟骨を
正常な形態に維持するために
利用できます。
ただし陥没変形した
下外側鼻軟骨は、
鼻尖の高さが低いところからの
延長になるため
必ずしも高い鼻先を
形成できるわけではありません。
↓オステオポールを摘出したケース
画像のように低い鼻尖からの
延長術になります
1年前に留置したオステオポールを
摘出し、同日、以下の手術を行いました。
・オステオポール周囲の瘢痕減量術
・耳甲介軟骨による鼻中隔延長術
・突出変形した下外側鼻軟骨修正術
・鼻尖部耳軟骨移植術
印象を変えるため
・鼻骨部細片耳軟骨移植術
↓術前 正面
↓術後1年
鼻尖の狭小化によって
相対的に左鼻尖頭側部が突出したように
見えます
鼻中隔延長術によって
鼻翼基部の陥凹は軽減しました
↓術前 斜位
↓術後1年
鼻骨部細片耳軟骨移植で
短い印象の鼻が改善しました
↓術前 側面
↓術後1年
鼻尖のボリュームが軽減しました
↓術前 鼻孔形態
↓術後1年
オステオポールで圧排された
鼻孔縁内側が挙がりました
↓耳甲介軟骨採取部
耳甲介軟骨採取部の
皮膚拘縮は認めません
耳甲介軟骨採取によって
耳甲介の皮膚が拘縮(皮膚が縮む)した
他院ケースを見かけますが、
丁寧な剥離によって軟骨を採取し、
術後管理をしっかり行えば
耳が変形することはありません。
手術料金
・鼻尖部異物摘出術
176,000円(税込)
・鼻骨部細片耳軟骨移植術
385,000円(税込)
・鼻中隔延長術(耳甲介軟骨)
1,210,000円(税込)
・鼻尖部耳軟骨移植
165,000円(税込)
別途術前検査料、診察料、
麻酔・薬剤料金がかかります。
**2022年4月時点の料金です
銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
日本形成外科学会専門医
日本形成外科学会 美容外科分野指導医
ホームページ
http://ginza-sumirenohana.com/
手術サテライト
https://ginzasumirenohana.wordpress.co