2017年9月25日に

鼻中隔延長術による

鼻の修正術 術後1ヵ月について

報告しましたが、

その後の経過です。

 

患者様は他院で

鼻柱下降術を受けましたが

ありえない手術を受け、

当院で修正を行いました。

 

当院における1回目の修正は

過度に下がられた鼻柱を元の位置に

戻すことでした。

 

2回目修正術は

1回目から1年3ヵ月で

瘢痕が軽減し、

鼻尖と鼻柱がやわらかくなってからでした。

 

以下は2回目修正手術

鼻中隔延長の術後経過です。

 

鼻尖の位置の変化がわかる

左右斜めの画像と

横からの画像です。

 

鼻中隔延長術を行ったため

鼻尖はご希望の斜め下方に延びました。

 

この患者様は

術後の浮腫は軽く、

術後1ヵ月になると

随分すっきりした鼻になりました。

 

術後3ヵ月には

瘢痕はあるものの軽度で

瘢痕拘縮がないためか

術後1ヵ月より

鼻孔縁が下がりました。

 

患者様の話では

術後2ヵ月前後は鼻先が硬く、

鼻尖が少し上方に向いていたようだと

仰ってました。

 

おそらく

この患者様の瘢痕トータル量のピークは

術後2ヵ月頃にあったもののと

考えらます。

 

術後6ヵ月では

鼻尖はやや硬いのですが、

張った感じはなく、

術後3ヵ月より一層すっきりしており、

鼻尖の位置も斜め下方に維持されてました。

 

 

↓術前 斜め左から

↓術後1ヵ月

↓術後3ヵ月

↓術後6ヵ月

 

 

 

↓術前 斜め右から

↓術後1ヵ月

↓術後3ヵ月

↓術後6ヵ月

 

 

 

↓術前 横から

↓術後1ヵ月

↓術後3ヵ月

↓術後6ヵ月

 

瘢痕の増殖過程

瘢痕拘縮の出現には

個人差があります。

 

この患者様の

1回目の修正手術後は

比較的瘢痕が目立っていましたが、

今回は少なったようです。

 

遠方の方でしたが、

当院の指導のもと

ご自分での術後の管理も徹底されており、

良い結果が出たのかもしれません。

 

以下は術前、術後6ヵ月の

鼻の下からの画像です。

 

↓術前 下から

↓術後6ヵ月

 

鼻柱が長くなり

平坦な鼻尖は改善されました。

 

オープン法のキズは少しわかりますが、

ご本人はその点は気にされておらず、

結果に満足されていました。

 

この患者様の追跡は

初診より1年11ヵ月で終了しました。

 

術前にご説明した鼻中隔延長術のリスク

①術後早期の出血、血腫

②術後早期の感染症

③鼻尖、鼻柱の偏移

④鼻閉(鼻づまり)

⑤鼻中隔穿孔

⑥瘢痕の増悪

以上の合併症はありませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也

日本美容外科学会(JSAPS)専門医
日本形成外科学会専門医

ホームページ

http://ginza-sumirenohana.com/


修正再建手術専門サテライト
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