全切開二重術を
行ったところ、
二重ラインより睫毛側の皮膚に
たるみができたと仰る患者様が
来院することがあります。
 
この場合、
二重ラインより
下方の皮膚切除を行うことで
改善します。
 
しかし
二重ラインのキズに幅があると
この修正によって
二重の幅は広くなることがあります。
 
このような場合には、
キズとなった二重ラインの
形成を行い、
再癒着しないように
ご希望の二重ライン上に
埋没法を行います。
 
その後皮膚の余りを考慮して
再度全切開を行います。
 
以下の患者様は
今までに他院で
埋没法を1回、
全切開術を1回受けました。
 
二重ラインは
瞼縁より10㎜のところにあり、
切開部は陥没し、
癒着していました。
 
そのため
今回は現在の二重ラインを形成し、
埋没法で新たな二重ラインを
作りました。
 
↓術前 
二重ラインより睫毛側の皮膚には
たるみがあります。
↓術前 二重ラインのキズあと
キズあとを形成し、
ご希望のラインに埋没法を行いました。
 
 
↓術後4ヶ月 開瞼時
二重幅を変化させず、
たるみが消失しました。
 
↓術後4ヶ月 閉瞼時
赤矢印が以前の二重切開線
青矢印は埋没法の痕
この手術の欠点は、
以前全切開したキズあとを切除しないため、
その瘢痕が残ることです。
一方切除しないことで、
二重幅に大きな変化を与えないことが利点です。
 
この患者様は
今後青矢印の埋没法のラインで
再度全切開を行うことになっています。
 
 
 
 

銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也

日本美容外科学会(JSAPS)専門医
日本形成外科学会専門医

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