15年前に経験した
患者様のことについてです。

下の写真は初診時で、
眉間の皮膚感染が悪化し、
来院されました。
なお患者様は初診時より16年前に
鼻に異物を入れたそうです。

<下の写真の鼻にはキズがありますので
ご注意ください!
画像を拡大しないでください!>

ご本人の希望でしばらくは
創部の洗浄と抗生剤に点滴を行いましたが
改善なく、皮膚壊死が進行しました。

そのため
異物除去と壊死部切除を行いました。
また異物は皮下組織に浸潤しており、
境界がはっきりしなかったため、
鼻背から鼻先まで縦に切開しました。

眉間に2cm×1.5cmの皮膚欠損ができたため
その後、おでこから皮膚をとり
移植を行いました(皮弁形成術)。

おでこから皮膚をとった部分は
1本線に縫いました。
 
術後1年の写真です。
 
手術したキズも落ち着き、
患者様は満足されてました。
鼻の縦のキズは残っていました。

最近この患者様が
当院に来院されました。
14年ぶりの再会でした。
 

 

 
 一部にキズが残っていますが、
おでこや鼻の縦の縫合線は
ほぼ消失していました。
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鼻を高くするには、
インプラントや注入物が
ありますが、
感染した場合や露出した場合は
すぐに取り除く必要があります。

感染が悪化すると
皮膚壊死が進み、
この患者様のように皮弁形成などの
再建手術が必要になります。

鼻のトラブルは悪くならないうちに
お早めにご相談ください。
当院ではこのような再建手術も
行っております。

銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也


銀座すみれの花形成クリニック
ホームページ
http://ginza-sumirenohana.com/


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