鏡を見ていて、ふとこんなことを思った経験はありませんか。
「フェイスラインが昔と違う気がする…一体どんな施術を受ければいいの?」
調べ始めると、最初に必ず出会う二つの名前があります。サーマージとウルセラです。どちらも「代表的なリフトアップ機器」と呼ばれ、広告でもよく目にしますが、二つの違いを正確に説明してくれるところは意外と多くありません。
最近、チョンダムエンビのカウンセリングルームでも最もよく聞かれる質問のひとつがこれです。
「先生、サーマージとウルセラ両方受けないといけないと聞きましたが、本当にそうすべきですか?」
今日はこの質問に率直にお答えしようと思います。
サーマージとはどんな施術?
サーマージはモノポーラ方式の高周波(RF)機器です。肌の深い層に熱エネルギーを届け、その中のコラーゲンを刺激・収縮させる仕組みです。
主に作用するのは真皮層です。真皮層は私たちの肌のハリを担うエリアで、この層のコラーゲンが刺激を受けると、時間とともに新しいコラーゲンが生成され、肌そのものが再び引き締まります。
ですからサーマージが最も得意なのは「肌のテンションを引き締めること」です。小じわが伸び、たるんだ肌が引き締まり、全体的な肌のキメが滑らかになる効果が期待できます。
ウルセラとはどんな施術?
ウルセラは高密度焦点式超音波(HIFU)を用いた機器です。表面を通り越し、より深い層、つまりSMAS層まで的確にエネルギーを届ける施術です。
SMAS層は私たちの顔の表情筋を包んでいる筋膜です。整形外科でフェイスリフトを行う際に引き上げるのが、まさにこの層です。このSMASがたるむと、表情に関係なく顔が重く見え、フェイスラインにメリハリがなくなり、頬骨の下に影ができ始めます。
ウルセラはこの深い層に直接熱エネルギーを送り、構造そのものを立て直す施術です。一言で言えば「深い場所から引き上げる」役割と言えます。
では、両方受けるべき?
結論から申し上げると、ケースバイケースです。
サーマージとウルセラは作用する層が異なります。サーマージは真皮、ウルセラはそれより深いSMAS。つまり二つの施術は「ライバル」ではなく「担当エリアの違う仲間」に近いのです。
たるみが深いところから始まっている方なら、ウルセラが優先です。構造そのものを引き上げてこそ輪郭が整うからです。逆に、たるみよりも肌のハリ低下、小じわ、毛穴の方が気になる方なら、サーマージが先です。表面のテンションを引き締める方が変化を早く実感できるからです。
ただし、両方が組み合わさってこそ印象がより引き締まるケースも多くあります。ウルセラで深い構造を引き上げ、その上にサーマージで肌のテンションを加える形です。建物に例えるなら、骨組み工事と外壁仕上げを一緒に行うようなものです。
シナジーをしっかり引き出すには
二つの施術を一緒に受けると決められたなら、知っておくと良いことが一つあります。順序と間隔です。
一般的には、深い構造から整えて表面を仕上げる順序が自然です。ウルセラでSMASを先に整えた後、一定の間隔をおいてサーマージで肌のテンションを加える方法です。ただし、たるみの状態や肌のコンディションによって順序が変わることもあり、同じ日に行うのが適切な場合もあります。
結果の差は結局「どう設計するか」に表れます。同じ二つの機器でも、誰が、どんな順番で、どの部位に集中して行うかによって結果は大きく変わるのです。
チョンダムエンビはこう考えます
チョンダムエンビでは、二つの施術を単純に「両方おすすめする」スタイルで運営してはいません。
まず患者様のたるみがどの層から始まっているかを見極めます。頬骨の下からの深いたるみなのか、肌自体のハリ低下なのか、あるいは両方が同時に進行しているのかを。その上で施術の優先順位・間隔・強度を一緒に設計します。
リフトアップ施術は一度の判断が1〜2年の結果を左右します。だから施術そのものよりも「自分の顔に何が必要か」を先に見極める時間の方が大切だと考えています。
おわりに
サーマージとウルセラ、両方受けるべきか。最初の質問に戻ってお答えするなら、こうです。
「二つの施術はそれぞれ違う役割を持っています。だからある人には一つで十分、ある人には二つの組み合わせが答えになります。その判断は、直接お会いしてお顔を拝見してこそお伝えできるものです。」
大げさなマーケティング文句よりも、率直な一言の方が役に立つと信じています。鏡の前で一度でも迷ったことがある方は、気軽にお立ち寄りください。何ができて何が難しいのか、丁寧にお伝えします。





