こんにちは　医学博士　田中洋平です。
今回のブログでは「唇」についてお話したいと思います。

唇は口唇口蓋裂も治療する形成外科にとって、非常に重要で、お顔のどのパーツもそうですが、立体的、機能的に奥の深い形態で、形成外科医にとって本当に興味深いパーツです。

粘膜なので傷の治りが早く、傷跡も目立ちにくいです。お子さんの唇の外傷も多い印象ですが、ご両親がとても心配されるような激しい外傷でも、他の部位の外傷に比べて、粘膜部分だけの外傷でしたら、目立たなくなるのが早い印象です。肌色の皮膚にも及ぶ外傷でしたら、皮膚の部分と粘膜との境界部が目立たなくなるのに時間を要します。

一方で乾燥には弱く、しわになりやすいです。リップクリームをお使いになられる方も多いです。

形態は、もともとは有色人種においては厚目でボリュームも多く、白人は薄くボリュームを少ないです。最近は白人のハリウッドスター達までもが、非常にぶ厚いぼってりとした唇に整形するようになってからでしょうか、日本でもぶ厚いぼってりとした唇になるように、ヒアルロン酸を注入することを希望される方がここ数年で急に増えた印象を受けています。特に口角に近い外側を上下ともに腫れぼったくしてアヒルの口のようにご希望になられる方が増えました。でも、過度な注入は医学的にはあまりに利点がないし、不自然な形態になってしまうとわたくしは思います。

もし注入をご希望になるようでしたら、注入後は少し腫れますしぶ厚い唇は不自然な印象を与えますので、柔らかいヒアルロン酸を控え目に注入することをお勧めします。

医学博士田中洋平

クリニカタナカ

http://clinicatanaka.jp/

オラクル美容皮膚科

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東京美容外科

https://www.tkc110.jp/

医学博士　田中洋平（Yohei Tanaka）

クリニカ　タナカ形成外科・アンティエイジングセンター院長
AGAスキンクリニック長野院院長
東京女子医科大学皮膚科非常勤講師
新潟薬科大学客員教授
近赤外線研究会発起人・理事
International Photobiological Society 発起人・理事
東京美容外科技術顧問
オラクル美容皮膚科技術顧問

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