皆様、こんばんは

 

 

札幌市近郊恵庭市:「なおこ心理相談室」の臨床心理士の足立直子です。

 

 

 

 

今日の恵庭は曇り空で肌寒かったです。

今年はなかなか温かくなりません。

気温も安定しませんが、皆様、お元気でしょうか。

 

 

 

さて、今日は以前の記事で好評だったものを再掲載いたしますね。

 

 

 

「てつがくのライオン」文・工藤直子 絵・長新太

についての私なりの考察です。

 

 

 

 

まずはざっと内容を書いてみますね。

 

 

 

 

主人公のライオンは、「てつがく」を気に入っています。

 

かたつむりが、ライオンというのは、

けものの王で哲学的なようすをしているものだ、と

教えてくれたからです。

 

そこでライオンは「てつがくてき」になろうと思い立ちました。

そして色んな姿勢をとったり…と試行錯誤します。

しかしなかなか上手くいきません。

日が暮れて、ライオンは肩が凝って、お腹がすきました。

 

そこでライオンは、かたつむりのところに行き、

今日の出来事を話しました。

 

するとかたつむりは、

「ああ、なんていいのだろう。

ライオン、あんたの哲学は、

とても美しくてとてもりっぱ」

と、ライオンを強く支持してくれたのです。

 

するとライオンは、肩こりも、お腹すきも忘れて、

じっとてつがくになっていきました。

 

 

ここからは「私なりの」解釈です。

 

 

 

ライオンは、

かたつむりの言ったことで、

「てつがく」が気に入りました。

 

これは、ライオンはかたつむりに依存的になっていて、

かたつむりの言うとおりに行動していることでも、分かります。

 

しかし、なかなか上手くいきません。

依存的だけでは、なかなか上手くいかないのでしょうか?

 

そこで、ライオンは、かたつむりのところに行き、

今日の出来事を話しました。

これは、かたつむりに更に依存した行動のように思えます。

 

そこで、

かたつむりは、ライオンを強く支持してくれました。

 

 

このことで、ライオンは心的エネルギーが高まったのではないでしょうか。

依存を深くすることで、心的エネルギーが高まったのだと思いました。

そこで、ライオンは、心的エネルギーの高まりとともに、

肩こりもなくなり、お腹すきもなくなり、

本当にてつがくてきに、

なることが出来たのではないか、

と考えました。

 

 

 

私は、今は、この様な解釈をしましたが、

他にも色々な解釈があろうかと思います。

 

 

私も、また時間が経てば、別の解釈をするかもしれません。

 

 

そうやって、色々な解釈を楽しむのも良いですね。

 

 

 

この絵本は色々な解釈ができそうで、ワクワクします。

 

 

 

皆様もお時間のある時に、

それぞれの思いに浸るのも楽しいかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

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  「なおこ心理相談室 」 臨床心理士 足立直子