こんばんは、臨床心理士の山本です。




いつもご覧いただきましてありがとうございます。





あなたは、何か商品を買いに行った時、どんな店員さんから商品を買いたいと思いますか?



1、【ゴリ押し型】とにかくこの商品を買った方がいい、と売りつけてくる

2、【価値下げ型】この商品が、他の商品と比べてどんなに粗悪か、延々と話す

3、【フラット型】この商品の特徴を淡々と話す



私だったら、【フラット型】の店員さんから商品を買いたいです。



おそらくそう思われる方が多いのではないかな?と思います。



【ゴリ押し型】は、店員さん側の都合を押しつけているだけ。



【価値下げ型】は、買おうかな?と私が思っているものの価値を否定されるだけ。



【フラット型】は、商品の特徴をフラットに理解させてくれるので、決めるのは私。



商品の場合は、分かりやすいですよね。



でもこれ、恋愛がうまくいく場合とうまくいかない場合の心理に似ているなって思うのです。



例えば、男女が出会って、これから仲良くなろうとする時期。



【ゴリ押し型】は、まだ中身もそんなに知らないのに、一方がガンガン付き合いたいオーラを出している。



特に結婚を焦っていたりすると、「相手のことが好きだから一緒にいたい」よりも、「結婚したいから付き合ってほしい」というような利己的な魂胆がミエミエだったりして。



「焦り」は相手に良い印象は与えるはずありませんし、まだ買おうか迷っている段階で相手から「今なら安くしますよ、だからいかがですか?」と言われても、引いちゃいますよね。



【価値下げ型】は、まだお互いをじっくり知りたいっていう段階で、「私ってこんなにダメだから」という欠点や短所を自分からどんどんあげつらってしまう。



そんなふうに、自信の無さから、つい自分のダメな所を先回りして相手に伝えてしまう人がいます。



でも、それを聞かされた相手は、自分に価値がないと思ってるネガティブさをマイナスにとらえる事の方が多いのではないのでしょうか?



人はみな無意識的だったとしても、成長したいと思う生き物です。



だから、「自信がない」と言っている人よりも、自信に満ちた人に吸い寄せられていきます。



人気者はますます人気になるし、行列はさらなる行列を呼ぶ、そんな光景は至るところで溢れていますよね。



そして行列店が、最高品質の商品を提供しているかといったら、そうとは限らないですよね。



1つは「魅せ方」であり、1つは「商品への自信」です。



何が言いたいかというと、自分から「私ココがダメで・・・」とか言わなくていいんです、ということ。



あなたは欠点と思っている所を、相手がそう思うかは別問題です^ - ^



だから【フラット型】でいきましょう!



ただ、その相手と自然体で一緒に過ごしてみる。



それで、相手は勝手に判断してくれます。



「この子と一緒にいたいな」とか、「やっぱり違うかも」とかね。



歳を重ねてくると、学生時代に比べて、出逢いも限られてしまうし、つい力んでしまう気持ちも分かります。



でも、自然体で過ごしていれば、そのオーラに人は引き寄せられてくるものです。



「理屈は分かるけど、そんなに簡単にフラットになれないよ!」と思うのもムリはありません。



人は感情が入ると、自分のことは客観的にみられなくなる傾向が高まります。



もし、恋愛が、焦れば焦るほどなんかうまくいかない・・・と思っていたら、



「どんな店員さんから商品を買いたいか」とあなた自身に問いかけてみてください(^_^)v



客観的に自分自身の言動を振り返るための質問を身につけると、余計なネガティブスパイラルに入ることが減りますよ~♪


最後までお読みいただき、ありがとうございました。