遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
新型コロナ感染症の感染拡大でおめでとうという状況ではありませんが・・・
1/6に中川日本医師会会長からメッセージが発出されました。
伝わりにくいかなと思うところがありましたので、私なりに少し
補足をさせていただきます。
・医療の現場は既に限界に達していること
一部の方からは、もっと新型コロナに対応する医療機関を増やすべきだとの意見もありますが、劇的に増やすことは困難です。
可能な範囲で増やす努力はしていかなければいけませんが、
医療機関にはそれぞれ役割分担があり(昨今の政策で推進されました)、物理的にも・人的にも難しいこと、
高齢者や大病後のリハビリや人工透析を担う病院では
院内にハイリスク患者さんが多数いらっしゃり、軽症であっても
入院を受けることが難しいことなどがその理由です。
入院を受け入れられない病院・診療所では、発熱外来の開設・
公的なPCRセンターへ医師の出務・
ホテル療養の方のフォローなどで協力を行っています。
・生活習慣病の治療を中断しないで
言葉足らずなところがあり、真意が伝わりにくかったと思います。
高血圧や糖尿病や高脂血症などは、放置すると脳出血や
心筋梗塞、大動脈解離などを引き起こします。
冬場はその患者発生が増えることが以前から分かっています。
ですから、コロナ対応で疲労困憊な病院にさらなる負荷をかけないように、予防できる病気は予防しましょうという意味でした。
同じ理由で、事故や怪我などにもお気を付けください。
もちろん、必要な場合には躊躇せずに救急車を要請したり、病院を受診をするべきだと思います。
私から皆さんにお願いしたいことは
・手洗い・マスクなどはしっかりと(鼻は出ていませんか?)
・同居のご家族以外の方との会食は人数に関係なくお控えください
・県外への移動は今、本当に必要かどうかご検討ください
・持病の治療は続けましょう
・タバコを吸う方は禁煙しましょう
・ワクチンが接種可能になったら是非、ご検討ください
コロナを収束させるには、例外なく皆さんのご協力が必要です。
ただの風邪などと侮らず、一日も早く日常生活を取り戻しましょう!